制度名(文部科学省) | 公募要領等における記載 | 考察 |
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戦略的創造研究推進事業(※) | (研究段階) ・革新的技術シーズの創出をめざした基礎研究 ・知的資産の形成に向けて重点化した基礎研究を推進。明日の科学技術を切り拓き、科学技術に大きなインパクトを与え得る。技術の進歩に画期的な役割を果たし、新しい産業の創出への発展の手ががりが期待できるもの(CREST) ・ 時代を先駆ける科学技術の芽を創出(さきがけ) |
成果物は、主に論文や特許である。 |
独創的革新技術開発研究提案公募制度/革新技術開発研究事業(※) | (研究段階) ・革新性の高い独創的な技術開発に関する研究を、民間企業から幅広く募り、より革新的かつ実用的な技術への育成を図る。 ・最終的な達成目標の設定が可能であるとともに、その実現が見込める技術的可能性が高いものであること。 ・実用への応用を視野に入れない基礎研究や既存技術の単なる改良・改善に留まる技術開発に関する研究は対象外。 |
研究成果を元に実用化を目標とした研究を進める。なお、研究終了直後での実用化は求めていないが、試作等を含む幅広い成果物がある。 |
先端計測分析技術・機器開発(※) | (研究段階) ・世界オンリーワン・ナンバーワンの計測分析技術・機器及びその周辺システムの開発。 ・要素技術開発から応用開発、プロトタイプによる実証までを一貫して実施。 (成果物) プロトタイプ |
5年程度でプロトタイプを製作することが想定されている。 |
ナノテクノロジー・材料を中心とした融合新興分野研究開発(研究領域設定型)(※) | (研究段階) 世界標準につながることが期待される製品・サービスをはっきり見据えた融合研究領域を設定し、基礎研究におけるシーズを実用化を見据えた明確なビジョンを組み合わせた産学連携の研究開発を実施。 (成果物) シリコンデバイスの限界を打ち破る、超高性能のデバイスなど |
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ナノテクノロジー・材料を中心とした融合新興分野研究開発(研究拠点形成型)(※) | (研究段階) 革新的な成果が期待でき、社会ニーズへの対応が強く求められる研究領域を設定し、一体的に組織化した融合分野研究を推進するための研究拠点を大学等に形成し、新しい先端融合研究領域を開拓。 |
10~20年先に世界最高水準の革新的な成果を生み出すことを想定している。 |
科学技術振興調整費 重要課題解決型研究の推進(※) |
(研究段階) ・政策目標(国力充実、経済活性化、安心・安全な社会の構築)に直接結びつく内容。 ・ミッションステートメントが具体的かつ明確に定めていることが必要。 |
課題解決というアプローチをとる資金だが、求める成果物は特に明確でない。論文、特許からシステムの実証等まで幅広い。 |
人道的対人探知・除去技術研究開発推進 | (研究段階) 3年以内、あるいは5年以内に試験機を製作して、現地にて実証実験を実施することまで視野に入れた研究開発を対象。 (成果物) 試作機 |
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経済活性化のための研究開発プロジェクトの推進(リーディングプロジェクト) | (研究段階) 実用化に直結した基礎研究による比較的短期間で成果の実用化が図られるもの、または実用化までに長期間を要するものであって次代の産業基盤の構築に資することが期待されるもの。 (成果物) データベースの構築、ソフトの開発、技術の実用化、製品化(デバイス、機器)等 |
制度ごとでフェーズや成果物がかなり違う。燃料電池プロジェクトのように革新的な技術開発を目指すこともあれば、漸進的な技術開発もある。 |
新世紀重点研究創生プラン(RR) | (研究段階) 国家的・社会的課題に対応した研究開発に重点的に取り組むことによってこれまでにない優れた成果を創生する。 |
・プロジェクトごとでかなり目的が異なる。知的基盤の整備のためのプロジェクトや制度事業費的なプロジェクトと研究開発プロジェクトに大別できる。 ・研究開発プロジェクトについても、基礎研究的なものもあるし、プロトタイプ製作段階のものもある。 ・ 成果物は、主に論文、特許、試作機である。 |
制度名(他省庁) | 公募要領等における記載 | 考察 |
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厚生労働科学研究費補助金(※) | ・厚生労働科学研究の振興を促し、もって、国民の保健医療、福祉、生活衛生、労働安全衛生等に関し、行政施策の科学的な推進を確保し、技術水準の向上を図る。 ・新たな知見の取得 |
成果物は主に、論文、特許、政策立案のための各種データ等である。 |
産業技術研究助成事業(※) | 産業技術のシーズの発掘 | 成果物は、主に論文や特許である。 |
ナショナルプロジェクト型委託事業 | (研究段階) 産業の将来展望、社会ニーズの将来動向などを踏まえ、どのような分野で技術革新が期待されているのかを俯瞰した上で、我が国競争力強化に不可欠なキーテクノロジーの開発戦略を時間軸上で整理した「技術ロードマップ」を作成・維持しつつ、それを踏まえた研究開発リソースの重点的投入、新規プロジェクトの企画・立案などを実施。 (成果物) 性能実証、システム開発、特許等 |
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フォーカス21 | (研究段階) ・経済活性化につながる実用化研究開発 ・技術的革新性により競争力を強化できること、研究開発成果を新たな製品・サービスに結びつける目途があること、比較的短時間で新たな市場が想定され、大きな成長と経済波及効果が期待できること。 ・ロードマップ上の技術開発も実施。 (成果物) 計測機器、システム、メモリ、部材等 |
(※)がついている制度は競争的資金による制度、(※)がついていない制度はその他の外部資金による制度
科学技術・学術政策局計画官付