(重点化に対する評価)
(+)
- 重点分野の設定は良いこと(多数の指摘あり)
- 重点分野は今の4分野でよい。(多数の指摘あり)(ただし、分野間のバランスの是正、重点分野内での重点領域の設定についての提案を伴うもの多数)
- 資金の選択と集中は、研究の活性化につながる。
- 重点化の継続性が重要。(複数の指摘あり)
- 重点4分野の設定自体は戦略的で良いが、どのようなデータ・情報に基づいて分野決定したかというプロセスについて、公明正大にすべき。
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(-)
- あらゆる種類の研究が重点4分野に(無理して)結びつけて行われているのは好ましくない。分野間の進展の格差が広がり、研究分野全体の底上げにつながらない。(多数の指摘あり)
- 若手研究者の研究の方向性が重点分野に偏ってしまい、独創的な発想をもった、優れた研究者の育成が阻害されるのではないかと懸念している。
- 重点分野はある程度の大枠を決めれば良く、基本計画に細かく書き込むと身動きがとれなくなる。弾力性が必要。(複数の指摘あり)
- 重点化の結果、今の日本を支える原子力等の分野について手薄になってしまうことは問題。
- 重点分野の特定によって、融合領域等が一部やりにくくなっている。
- 重点4分野には人文社会科学との融合分野が抜けている。
- 総合科学技術会議による各省横並びの重点化推進はやや行き過ぎの感がある。
- 最近は、実用化・産業化技術指向に偏り過ぎ。(大学関係者から複数の指摘あり)
- 日本の重点化は必ずしも需要に基づいた研究目標の設定が明確でない。
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