国際数学・理科教育調査(国際教育到達度評価学会(IEA)実施)

○ 我が国の児童生徒の成績は、国際的にトップクラスであり、全体としておおむね良好である。

○ 同一問題の正答率について経年比較しても低下傾向は見られない。

○ しかし、数学や理科が好きであるとか、将来これらに関する職業に就きたいと思う者の割合や、学校外の勉強時間が国際的に見て最低レベルであるなどの問題がある。

(1)我が国の成績

1.算数・数学の成績

小学校 中学校
昭和39年(第1回) 実施していない 2位/12国
昭和56年(第2回) 実施していない 1位/20国
平成7年(第3回) 3位/26国 3位/41国
平成11年(第3回追調査) 実施していない 5位/38国

(注)小学校については4年生の成績。中学校については昭和39、56年は1年生、平成7年、11年は2年生の成績。

2.理科の成績

小学校 中学校
昭和45年(第1回) 1位/16国 1位/18国
昭和58年(第2回) 1位/19国 2位/26国
平成7年(第3回) 2位/26国 3位/41国
平成11年(第3回追調査) 実施していない 4位/38国

(注)小学校については昭和45年及び58年は5年生、平成7年は4年生の成績。中学校については各年とも2年生の成績。

(2)数学・理科に対する意識(中学2年)

1.数学

数学が「好き」または「大好き」 数学の勉強は楽しい 将来、数学を使う仕事がしたい 生活の中で大切
平成7年 53%(68%) 46%(65%) 24%(46%) 71%(92%)
平成11年 48%(72%) 38%(──) 18%(──) 62%(──)
前回との差 マイナス5 マイナス8 マイナス6 マイナス9

(注)( )内は国際平均値
(──)内については国際平均値は発表されていない

2.理科

理科が「好き」または「大好き」 理科の勉強は楽しい 将来、科学を使う仕事がしたい 生活の中で大切
平成7年 56%(73%) 53%(73%) 20%(47%) 48%(79%)
平成11年 55%(79%) 50%(──) 19%(──) 39%(──)
前回との差 マイナス1 マイナス3 マイナス1 マイナス9

(注)( )内は国際平均値
(──)内については国際平均値は発表されていない

(3)学校外の学習(中学2年)

1日の学校外での勉強時間 勉強や宿題をわずかでもする生徒の割合
平成7年 2.3時間(3.0時間) 72%(80%)
平成11年 1.7時間(2.8時間) 59%(80%)
前回との差 マイナス0.6時間 マイナス13

(注)( )内は国際平均値

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