日中韓パートナーシップWG報告書「日中韓パートナーシップの強化について」‐グローバル時代における東アジア科学技術コミュニティの構築に向けて‐参考資料1 日中韓パートナーシップWGの設置について
平成16年7月29日
科学技術・学術審議会
国際化推進委員会
1.設置目的
- 近年、グローバルな競争が激化する一方で、欧州連合(EU)等の地域連合の形成が進んでいる。中国、韓国は、近年経済面の成長が著しく、先進国日本による対アジア諸国支援という観点ではなく、イコールパートナーシップに基づく協力の観点から中国、韓国との科学技術・学術分野における連携方策を検討していくことが必要となっている。さらに、日中韓科学技術大臣会合の開催も検討されているところであり、連携方策の具体化は喫緊の課題。
- 以上を踏まえ、国際化推進委員会「科学技術・学術の国際展開の戦略的推進について 中間報告」に基づき、中国、韓国との科学技術・学術分野におけるパートナーシップ構築のための戦略的取組みを検討する「日中韓パートナーシップWG(ワーキング・グループ)」を国際化推進委員会の下に設置する。
2.WGにおける検討事項(案)
- 日本、中国、韓国の科学技術の現状
- 欧米先進国、他のアジア諸国との関係も踏まえた日中韓三国の位置づけ
- 両国とのパートナーシップのあり方について(産業界の取組み、国や公的研究機関を中心とした科学技術・学術面での取組みについて)
- 今後、国、大学、公的研究機関、科学技術・学術振興機関を中心に進めるべき取組みについて
3.WGの構成員
- 第2期国際化推進委員会委員より若干名
- 中国、韓国の科学技術・学術政策の専門家
- 中国、韓国との共同研究の経験者
- 中国、韓国に詳しい産業界の有識者
等により構成
4.WGのスケジュール(予定)
- WGとしての報告を年内目途にとりまとめ、委員会に報告する予定