【概要】国際的な大学評価活動の展開状況や我が国の大学に関する情報の海外発信の観点から公表が望まれる項目の例(案)
国際的な大学評価活動に関するワーキンググループ
1.基本的考え方
- 国際的な大学評価活動が活発に展開される中,大学が積極的にその教育研究活動を発信することが,大学の国際的な評価や国際競争力を決定する要素となっている。
- 本ワーキンググループは,各大学の任意を前提としつつ,以下の項目を,可能な限り積極的に発信することについて検討している。
2.国際的な活動に特に重点を置く大学において公表が望まれる項目の例
(1)教育活動の規模や内容等
1 基本情報
(項目例)
○指標
- 修業年限期間に卒業する学生の割合
- 学生一人当たり教員比率
- インターンシップの機会の提供状況
- 卒業後の進路状況(進学率,就職率,資格取得の状況等)
○明確な方針に基づく教育課程とその水準
- 修得すべき知識・技能の内容を明確化し,それを体系的に修得できる教育課程
- 授業科目の計画的な履修方針に基づいた授業科目名や体系(いわゆるコース・ナンバリング)とシラバス(学内の関連する学問分野で共通化)
2 学位授与数
3 外国人教員数
4 研究成果の生産性や水準
(項目例)
- 論文数・論文被引用数
- 海外研究機関との共同研究・連携に関する情報
- その他優れた研究成果を示す指標等
5 教育外部資金の獲得状況
(2)教育の国際連携
(項目例)
- 協定を締結している海外の大学
- 上記大学との教員・学生交流や単位互換,ダブル・ディグリー・プログラム等の実績を示す指標等
(3)大学の戦略
(4)留学生への対応
(5)外部レビュー等の実施状況
3.情報の公表に当たっての体制づくり
大学が戦略的に情報を公表するための全学的な体制を整備することが有益。