「項目(D)全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療」の中(「(1)感染症」と「(2)免疫・アレルギー疾患」)に、下記のとおり、腫瘍に関する項目を新設することとする。
改訂案 | 現行 |
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項目 B 医学一般 3 原因と病態 |
項目 B 医学一般 3 原因と病態 |
(削除) | 一般目標: |
細胞の増殖・分化の機構とそれらの異常を学び、腫瘍の定義、発生機構と病態を理解する。 |
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到達目標: | |
1)組織の再生と修復や肥大、増生、化生、異形成と退形成を説明できる。(注1) | |
2)良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。(注2) | |
3)上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違いを説明できる。(注3) | |
4)腫瘍細胞の異型成と多型性を説明できる。(注4) | |
5)局所における腫瘍の増殖、局所浸潤と転移を説明できる。(注5) | |
6)腫瘍発生に関わる遺伝的要因と外的因子を説明概説できる。(注6) | |
7)癌遺伝子と癌抑制遺伝子を概説できる。(注7) |
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項目D全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療 (1)感染症(略) |
項目D全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療 (1)感染症(略) |
(2)腫瘍 |
(新設) |
一般目標: | |
腫瘍の病理・病態、発生原因・疫学・予防、症候、診断・治療と診療の基本的事項を学ぶ。 |
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【病理・病態】 | |
到達目標: | |
1)腫瘍の定義を説明できる。 | |
2)組織の再生と修復や肥大、増生、化生、 異形成と退形成を説明できる。 | (注1) |
3)良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。 | (注2) |
4)上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違いを説明できる。 | (注3) |
5)腫瘍細胞の異型性と多型性を説明できる。 | (注4) |
6)腫瘍と染色体異常の関係を概説できる。 | |
7)局所における腫瘍の増殖、局所浸潤と転移を説明できる。 |
(注5) |
【発生原因・疫学・予防】 | |
到達目標: | |
1)腫瘍発生に関わる遺伝的要因と外的因子を概説できる。 | (注6) |
2)がんに関連する遺伝子(がん遺伝子とがん抑制遺伝子)の変化を概説できる。 | (注7) |
3)悪性腫瘍の疫学を概説できる。 | |
4)悪性腫瘍の予防を概説できる。 |
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【症候】 | |
(【ショック】【発熱】【けいれん】【意識障害・失神】【脱水】【全身倦怠感】【肥満・やせ】【黄疸】【発疹】【貧血】【リンパ節腫脹】【浮腫】【胸水】【胸痛】【呼吸困難】【咳・痰】【血痰・喀血】【めまい】【頭痛】【運動麻痺・筋力低下】【腹痛】【悪心・嘔吐】【嚥下困難・障害】【食思(欲)不振】【便秘・下痢】【吐血・下血】【腹部膨隆(腹水を含む)・腫瘤】【血尿】【尿量・排尿の異常】【月経異常】【腰背部痛】はE1 参照) |
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【診断】 | |
到達目標: | |
1)腫瘍の細胞診と組織診の違いを説明できる。 | |
2)腫瘍の画像診断を概説できる。 | |
3)腫瘍の遺伝子診断を概説できる。 | |
4)腫瘍マーカーの意義を説明できる。 | |
5)悪性腫瘍の病期分類を概説できる。 | |
6)悪性腫瘍の予後因子を概説できる。 |
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【治療】 | |
到達目標: | |
1)腫瘍の集学的治療を概説できる。 | |
2)腫瘍の手術療法を概説できる。 | |
3)腫瘍の放射線療法を概説できる。 | |
4)腫瘍の化学療法を概説できる。 | |
5)腫瘍の生物学的療法を概説できる。 | |
6)腫瘍における支持療法を概説できる。 | |
7)腫瘍における緩和療法を概説できる。 |
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【診療の基本的事項】 | |
到達目標: | |
1)腫瘍の診療におけるチーム医療を概説できる。 | |
2)腫瘍の診療における生命倫理(バイオエシックス)を概説できる。 |
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(3)免疫・アレルギー疾患(略) | (2)免疫・アレルギー疾患(略) |
(4)物理・化学的因子による疾患(略) | (3)物理・化学的因子による疾患(略) |
(5)成長と発達(略) | (4)成長と発達(略) |
(6)加齢と老化(略) | (5)加齢と老化(略) |
(7)人の死(略) | (6)人の死(略) |
(8)死と法(略) | (7)死と法(略) |
高等教育局高等教育企画課高等教育政策室
-- 登録:平成21年以前 --