薬学教育の改善・充実について
文部科学省医学教育課
1.薬剤師養成問題懇談会
文部科学省では、平成8年より、1.日本薬剤師会、2.日本病院薬剤師会、3.私立薬科大学協会(平成11年から)、4.国公立大学薬学部長(科長・学長)会議(平成11年から)、5.厚生労働省とともに、「薬剤師養成問題懇談会」を開催している。
平成14年1月には、薬剤師の質の向上のため各参加者がそれぞれ解決すべき課題が取りまとめられた。
2.薬学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議
上記でとりまとめられた課題について検討するため、文部科学省では、昨年10月より「薬学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」を開催。
ここでは、薬剤師養成を含め、広く「薬学教育の在り方」について、
- 薬学教育におけるカリキュラム等について
- 実務実習について
- 薬学に関する教育制度について
- 生涯学習の推進について
などについて、議論を行っている。
第13回会議(8月29日)において「中間まとめ」を公表。
同会議では1年程度を目途に最終的な意見のとりまとめをしていただくこととしており、その後、最終報告を踏まえ、中央教育審議会の審議を経て、必要な措置を講じていくこととしている。
これまでの開催状況
- 第1回(10月2日)
- 第2回(11月15日)
- 第3回(12月13日)
- 第4回(1月22日)
- カリキュラムの在り方について
- 製薬企業から大学における薬学教育に期待することについて
- 実務実習受入方策について(日本薬剤師会、日本病院薬剤師会発表)
- 第5回(2月20日)
- 実務実習の在り方について
- 委員からのカリキュラムイメージ例発表
- 大学における教育と生涯学習について
- 第6回(3月5日)
- 教育制度の在り方について
- これまでの議論の総括的議論
- 第7回(3月18日)
- 第8回(4月23日)
- 薬学教育における共用試験の在り方について
- 教育制度の在り方について
- 第9回(5月14日)
- 実務実習の受入体制及び実務実習カリキュラムの作成について
- 修業年限の延長の必要性について
- 第10回(6月17日)
- 教育制度の在り方について(6年制学部と4年学部+2年修士)
- 第11回(7月2日)
- 「中間まとめ」に盛り込むべき事項について
- 実務実習モデル・コアカリキュラムの作成に関する小委員会の設置及び今後の作業方針について
- 第12回(7月30日)
- 薬学教育制度の在り方、大学における継続教育・生涯学習について
- 「中間まとめ(案)」について
- 実務実習モデル・コアカリキュラム作成に関する小委員会及び作業部会について
- 第13回(8月29日)
- 「中間まとめ」について(公表)
- 大学院の在り方について
※ 次回、第14回は9月30日を予定