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別添資料2

地域保健・医療に関するモデル・コア・カリキュラムの改訂

「項目(D)全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療」の中(「(1)感染症」と「(2)免疫・アレルギー疾患」)に、下記のとおり、腫瘍に関する項目を新設することとする。
   下記の新規項目「腫瘍」の追加により、現在のコア・カリキュラム9〜10ページの以下の項目を削除。
「B 医学一般 3 原因と病態 (6)腫瘍」
 現在のコア・カリキュラムの「腫瘍」にある7項目(注1〜7)は下記改訂項目へ移動(一部表現修正)。

改訂案 現行
項目 B 医学一般
3 原因と病態
項目 B 医学一般
3 原因と病態

(削除) 一般目標:
  細胞の増殖・分化の機構とそれらの異常を学び、腫瘍の定義、発生機構と病態を理解する。

到達目標:
1)  組織の再生と修復や肥大、増生、化生、異形成と退形成を説明できる。(注1)
2)  良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。(注2)
3)  上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違いを説明できる。(注3)
4)  腫瘍細胞の異型成と多型性を説明できる。(注4)
5)  局所における腫瘍の増殖、局所浸潤と転移を説明できる。(注5)
6)  腫瘍発生に関わる遺伝的要因と外的因子を説明概説できる。(注6)
7)  癌遺伝子と癌抑制遺伝子を概説できる。(注7)

項目D  全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療
(1) 感染症

(略)

項目D  全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療
(1) 感染症

(略)

(2) 腫瘍

(新設)
一般目標:  
 腫瘍の病理・病態、発生原因・疫学・予防、症候、診断・治療と診療の基本的事項を学ぶ。

 
【病理・病態】  
到達目標:  
1)  腫瘍の定義を説明できる。
 
2)  組織の再生と修復や肥大、増生、化生、 異形成と退形成を説明できる。
(注1)
3)  良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。
(注2)
4)  上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違いを説明できる。
(注3)
5)  腫瘍細胞の異型性と多型性を説明できる。
(注4)
6)  腫瘍と染色体異常の関係を概説できる。
 
7)  局所における腫瘍の増殖、局所浸潤と転移を説明できる。

(注5)
【発生原因・疫学・予防】  
到達目標:  
1)  腫瘍発生に関わる遺伝的要因と外的因子を概説できる。
(注6)
2)  がんに関連する遺伝子(がん遺伝子とがん抑制遺伝子)の変化を概説できる。
(注7)
3)  悪性腫瘍の疫学を概説できる。
 
4)  悪性腫瘍の予防を概説できる。

 
【症候】  
(【ショック】【発熱】【けいれん】【意識障害・失神】【脱水】【全身倦怠感】【肥満・やせ】【黄疸】【発疹】【貧血】【リンパ節腫脹】【浮腫】【胸水】【胸痛】【呼吸困難】【咳・痰】【血痰・喀血】【めまい】【頭痛】【運動麻痺・筋力低下】【腹痛】【悪心・嘔吐】【嚥下困難・障害】【食思(欲)不振】【便秘・下痢】【吐血・下血】【腹部膨隆(腹水を含む)・腫瘤】【血尿】【尿量・排尿の異常】【月経異常】【腰背部痛】はE1 参照)

【診断】
到達目標:
1)  腫瘍の細胞診と組織診の違いを説明できる。
2)  腫瘍の画像診断を概説できる。
3)  腫瘍の遺伝子診断を概説できる。
4)  腫瘍マーカーの意義を説明できる。
5)  悪性腫瘍の病期分類を概説できる。
6)  悪性腫瘍の予後因子を概説できる。

治療】
到達目標:
1)  腫瘍の集学的治療を概説できる。
2)  腫瘍の手術療法を概説できる。
3)  腫瘍の放射線療法を概説できる。
4)  腫瘍の化学療法を概説できる。
5)  腫瘍の生物学的療法を概説できる。
6)  腫瘍における支持療法を概説できる。
7)  腫瘍における緩和療法を概説できる。

【診療の基本的事項】
到達目標:
1)  腫瘍の診療におけるチーム医療を概説できる。
2)  腫瘍の診療における生命倫理(バイオエシックス)を概説できる。

3 免疫・アレルギー疾患

(略)

2 免疫・アレルギー疾患

(略)

4 物理・化学的因子による疾患

(略)

3 物理・化学的因子による疾患

(略)

5 成長と発達

(略)

4 成長と発達

(略)

6 加齢と老化

(略)

5 加齢と老化

(略)

7 人の死

(略)

6 人の死

(略)

8 死と法

(略)

7 死と法

(略)


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