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21世紀の国際社会は、社会・経済・文化のグローバル化と変化の激しさを増す国際的な競争社会であり、現在、大学においても海外分校の設置、外国の教育機関との連携による教育プログラムの開発・実施、eラーニング等による国境を越えた教育の提供など、国際的な大学間の競争と協働が進展している。
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国境を越えて展開される大学教育の提供により、学位授与の機会拡大を推進することは、
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国際社会における我が国の大学の魅力と国際競争力の向上 |
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大学の国際化により国際的に通用する教育研究水準の確保及び向上 |
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国際的な幅広い視野を持った人材の育成 |
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我が国の知的国際貢献 |
などの観点から重要である。
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このため、国境を越えて展開される教育の提供による学位授与の機会拡大について検討するに当たっては、「国境を越えて教育を提供する大学の質保証について(審議のまとめ)」(平成16年国際的な大学の質保証に関する調査研究協力者会議)を踏まえて、所要の措置を行う必要がある。
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なお、国境を越えて展開される大学教育の提供による学位授与の機会拡大を推進するに当たっては、まずは、我が国の学位の国際的通用性の確保に十分留意することが必要であるとともに、また、我が国を含め諸外国の大学制度、並びに各大学の適格認定を含めた評価、教育内容、及び学位の通用性などについて判断できる国際的な大学の質保証に関する情報ネットワークの構築が急務である。 |