【水準の確保、評価システムについて】 |
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通信制修士課程の現状を踏まえつつ、博士課程においても入学者選抜や授業、研究指導の方法を工夫することにより、博士の学位を授与するにふさわしい水準を確保できると考えて良いか。
また、実質的に教育水準を確保し、国際的通用性に配慮しつつ教育の質を高めていくためには、第三者評価システムの整備が重要ではないか。 |
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入学者選抜において、学力試験(記述試験、小論文)、面接・口述試問のほか、研究計画書の提出を義務づけている大学がある。
(教員からは研究計画書(研究テーマ、研究目的、大学院志望理由、動機等)の明確さと学修継続の間には相関が見られるとの意見がある。一方、入学当初の計画書よりも学習を継続する中で積み上げていく計画の方が修士論文作成に結びつきやすいという意見もある。) |
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○ |
授業や研究指導において情報通信技術を積極的に活用することにより、確実に効果が得られている。 |
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現状において、通信制修士課程の学生は目的意識も明確で、学力も通学制の学生に比較して遜色がないとの評価となっている。 |
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修了率は、専攻によって相違はあるものの、全大学平均は42%(H13.3)となっている。修了率が低い理由としては、学生側の学修時間確保の困難さや大学側の指導体制の不十分さが影響しているとも考えられるが、修了認定が安易に行われていないことの現れとも考えられる。 |
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(出典)メディア教育開発センター「通信制大学院修士課程関わる調査研究」・中間報告(H13.9) |