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資料 2

大学分科会(第4回/10月10日)におけるパートタイム学生(仮称)に関する意見

パートタイム学生(仮称)の受入れの適否について
人々が何らかの形で教育に関わることは社会の安定化効果がある。したがって、様々な立場の人々がフレキシブルに大学教育に関われる構造を作ることは、社会的な作用として好ましい。
   
パートタイム学生(仮称)の名称について
「社会人学生」とすると、たとえば20代の女性が家族形成との関係でパートタイム労働を選ぶような場合は「主婦学生」と呼ばれる恐れがある。身分を特定するような表現は使うべきではない。
「長期学生」とすると、長期在学に限定したイメージを与えてしまう。他の学生は長期の学生ではないということになるのではないか。
アメリカでは、パートタイム学生(仮称)は一般的には、Parttime Student と言うが、イェール大学の場合は、Special Student と呼んでいる。日本では「パートタイム」という言葉の背後にジェンダーによる社会的区別があると思う。そういう悪い意味を乗り越える意味で「パートタイム」という言葉を使うのであれば「パートタイム学生」という名称でも問題はないが、そのマイナスイメージが払拭できないのであれば「特別学生」という名称がよいのではないか。
   
定員の扱いについて
私立大学にとって、定員のカウント方法は重要な問題である。いろいろ意見を出してもらい、最終的には文部科学省で適切な方法を考えてほしい。
イエール大学の Special Student は定員外の扱いとなっており、かなりフレキシブルな形で在学している。

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