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中国

1.留学生政策の概要

  • (1)留学生受入の目的、受入数の目標等
    • 1中国と諸外国との国民レベルの友好交流の促進
    • 2WTO加入に伴い、その要求に基づき、教育交流の拡大に努めること
    • 3高レベルの大学を整備すること
  • (2)2006年の中国アフリカサミットにおいては、アフリカ向けの中国政府奨学金を現在の2,000人から4,000人に増やすことを表明(2009年までに実施予定)。
  • (3)留学生支援の重点施策
    • 留学生受入のための新たな手段の開拓(外国政府奨学金(サウジアラビア、ルワンダ、タンザニアと新たに中国への留学受入れで協力))。
    • 留学環境の改善、教育の質の向上
    • 広報の充実

2.国費留学生制度

  • 支給内容:学費、生活費、宿舎費、医療費、到着一時金、教材費等。生活費のみ現金支給、他の費用は免除。
  • 上述のほか、中国文化研究、中国語教師短期研修といったプログラムもある。

3.私費外国人留学生に対する支援制度

  • (1)成績優秀な留学生に対し、奨学金を支給(2008年は100人。支給内容は、学費、生活費、宿舎費、医療費、到着一時金、教材費等。生活費のみ現金支給、他の費用は免除。)
  • (2)北京市、上海市など多くの地方公共団体、各大学が奨学金支給を実施。

4.留学生宿舎の整備

 ほとんどの留学生は大学内の宿舎に住んでいる。大学の宿舎については、教育部で支援をしておらず、多くの大学が銀行などから借入をして建設している。

5.留学生の送り出し政策

  • (1)政府派遣留学生として、2007年から5年計画で毎年5,000人規模の大学院生の国外大学への大学院に派遣するプロジェクトを実施(2007年は3,952人を派遣。渡航費及び毎月1,000ドルの給付)。
  • (2)自費留学生を奨励すべく、2003年から「国家優秀自費留学生奨学金」プログラムを実施。2007年は300名程度の既に海外に留学している自費留学生を対象に実施(年間5,000ドルの給付)。
  • (3)海外人材の帰国政策として、2006年に「海外優秀留学人材プラットホーム」を設けた。94の全国トップクラスの大学から10,405件の留学帰国人員招へい情報を集め、中国留学網、国家留学網、在外大使館教育部門等の公的機関やメディアを通して公表した。