経済財政改革の基本方針2007(平成19年6月19日 閣議決定)抜粋

第2章 成長力の強化

1.成長力加速プログラム

3 成長可能性拡大戦略−イノベーション等

【具体的手段】
(2)大学・大学院改革

 以下の改革を含め、「教育再生会議第二次報告」に基づき、重点的に取り組む。

  • 2国際化・多様化を通じた大学改革
    • 大学の4月入学原則を平成19年度中に弾力化する。国立大学について、大学の取組を支援し、全国立大学での9月入学枠の設定を実現する。私立大学においても、9月入学枠設定を促進する。

第4章 持続的で安心できる社会の実現

2.教育再生

【改革のポイント】

  • 4.国際化を通じた「大学・大学院改革」を進める観点から、教員の国際公募、外国人教員比率の増、英語による授業、国家戦略としての留学生政策を推進する。また、大学の4月入学原則を一層弾力化する。大学の取組を支援し全国立大学の9月入学枠設定を実現する。【平成19年度中に学校教育法施行規則の改正、国立大学の中期目標策定時のガイドライン、運営費交付金等で支援】

【具体的な手段】

(4)大学・大学院改革(第2章参照)

社会総がかりで教育再生を−第二次報告−(平成19年6月1日 教育再生会議)抜粋

3.地域、世界に貢献する大学・大学院の再生−徹底した大学・大学院改革−

〈今すぐ取り組むべき5つの改革〉

提言2 国際化・多様化を通じ、世界から優秀な学生が集まる大学にする

【9月入学の大幅促進、教員の国際公募、英語による授業、国家戦略としての留学生政策、企業・社会との連携】
■9月入学の大幅促進
  • 国は、海外からの帰国生徒や海外からの留学生の要請に応えるとともに、日本版ギャップイヤー(注1)などの導入による若者の多様な体験の機会を充実させる観点から、大学・大学院における9月入学を大幅に促進する
  • このため、国は、大学・大学院の4月入学原則を弾力化する(学校教育法施行規則の改正)。
    • (注1)日本版ギャップイヤー
      3月末までに入学を決定した学生に、9月からの入学を認め、その間、ボランティア活動など多様な体験活動を行う猶予期間を与えるもの。また、4月に入学した学生に、9月までの間、多様な体験活動を認め、このような活動を評価して一定の単位を認める仕組み。