2.北海道大学の全学教育TAの例

(採用資格)

  • 大学院に在籍する優秀な学生
  • 全学教育科目の実験,実習,演習等において,優れた指導能力を有するもの

(現状)

  • 約1000人

(職務内容)

  • 学部学生又は修士課程学生に対する実験,実習,演習等の教育補助業務
  • 勤務時間は,週30時間を超えない範囲で,当該学生の研究指導,授業等に支
    障が生じないよう配慮して,選考部局の長が定める

(TA研修)

  • 授業料目の担当教員による指導のほか,事前オリエンテーションを義務づけ
  • 目的
    1. 大学教育の基礎を理解する
    2. 全学教育の趣旨を理解する:目的,意義,全体での位置づけ
    3. 基礎的な教育技術,心構え,教育理論を理解する
    4. 担当する科目の内容と教授法を理解する
    5. TA相互の交流をはかる
  • 研修プログラム(14の分科会に分けて研修を実施)
    1. 一般教育演習
    2. 一般教育演習/フィールド
    3. 講義
    4. 論文指導
    5. 情報学
    6. 英語2オンライン授業
    7. 英語2以外の英語の授業
    8. 初習外国語(中国語以外)
    9. 中国語
    10. 文系基礎科目
    11. 心理学実験
    12. 理系基礎科目
    13. 自然科学実験
    14. アカデミック・サポート
  • このほか,大学院の授業科目として,「情報学教育特論」「大学院生のための大学教員養成(PFF)講座」も開設.

(TAの給与)

  • 1時間あたり 修士課程に在籍する者1,200円,博士課程に在籍する者1,350円

お問合せ先

高等教育局高等教育企画課高等教育政策室