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Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 中央教育審議会大学分科会 > 大学院部会医療系WG(第5回)議事録・配布資料 > 資料3


国立大学法人の学部・大学院校舎の基準面積について


1. 概要

 基準面積は、昭和35年に「暫定最低基準面積」が定められ、その後の高等教育の改革や大学院の充実・多様化に対応するため、平成6年度の改定により、これまで講座数及び学科数による算出方法から、現行の教員数及び学生数による算出方法となった。

 現行の基準面積は、教員・学生・職員などの人を基準として、大学が必要とする建物の全体面積(必要面積)を算定するものである。内訳には、研究室・実験室のほか、講義室・資料室・通路・階段・トイレ等の必要なスペースを含んでおり、一人当たりの利用面積ではない。

 したがって、平面計画として、何にどの程度面積を配分するか(例えば、教官室・実験室等の面積配分の考え方)については、各大学の考え方による。

 また、従来、各単位(例えば、学部ごとなど)で必要面積を算定していたが、今年度の法人化を機に、必要となる面積を各単位でなく、大学全体としてどの程度必要かという捉え方に改め(大綱化)、大学がより戦略的な施設整備が可能な仕組みとした。

 なお、施設整備事業の採択に当たっては、単に必要面積の充足度を評価指標としておらず、当該施設の整備目的と効果を評価している。その際、全学的視点に立った弾力的・流動的に利用する共同利用スペースの確保状況等についても評価の対象としている。

2. 学部・大学院校舎の基準面積
(1人当たりの面積:単位平方メートル
区分 教授・助教授 助手 博士課程学生 修士課程学生 学部学生
理科系学部・大学院 111 44 35 29 17
文科系学部・大学院 64 17 14

 理科系学部・大学院の算出式
111平方メートルかけるPr1プラス44平方メートルかけるA1プラス35平方メートルかけるD1プラス29平方メートルかけるM1プラス17平方メートルかけるS1
Pr1 理科系の教授,助教授,講師数
A1 理科系の助手数
D1 理科系の博士課程大学院生数(留学生を含む。)
M1 理科系の修士課程大学院生数(留学生を含む。)
S1 理科系の学部学生数(留学生を含む。)

 文科系学部・大学院の算出式
64平方メートルかけるPr2プラス17平方メートルかけるA2プラス14平方メートルかけるD2プラス9平方メートルかけるM2プラス6平方メートルかけるS2
Pr2 文科系の教授,助教授,講師数
A2 文科系の助手数
D2 文科系の博士課程大学院生数(留学生を含む。)
M2 文科系の修士課程大学院生数(留学生を含む。)
S2 文科系の学部学生数(留学生を含む。)

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