教育評価は1992年から開始されたが、現行の高等教育審査機関(Quality Assurance Agency for Higher Education,QAA)による評価は1997年から開始。
機関レベル評価書 | 分野レベル評価書 |
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教育評価において深刻な問題点等があり、その改善が認められない場合には、補助金の交付停止を受ける可能性がある。交付の停止の判断は高等教育財政審議会(Higher Education Funding Councils,HEFCs)が行なう。
QAAは、2002年以降、「負担の少ない軽やかな方向」(lighter touch)へ評価方式を変更。各大学に対し、QF、SBを踏まえた質保証の責任を委ね、QAAは機関監査を中心としつつ、必要に応じて学科レベルの評価を実施。
研究評価は1986年に当時の大学補助金委員会(UGC)により開始されたが、現行のHEFCsによる評価は1992年から開始。
分類 | 内容 |
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教職員 |
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研究業績 |
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関連文書 |
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関連資料 |
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1997年に公表された「英国高等教育制度検討委員会(デアリング委員会)」報告においては、大学教員の資質向上の方策について種々の提言が行われた(別紙)。
これを受けて、政府として、主に以下のような取組を積極的に推進している。
※ 高等教育資格課程(Postgraduate Certificate in Higher Educaton,PGCHE)を修了した教員が会員として加盟
※ 各大学の学習教授センターは、学習・教授理論に基づくプログラム開発、e-ラーニング、学生の学習意欲を高める参画型学習(Active Learning)、雇用可能性を高める観点からの支援(例:コミュニケーション能力の育成など)などの役割を担うものとして重要な存在に。
1996年5月に政府の諮問機関として発足した高等教育制度検討委員会(National Committee of Inquiry into Higher Education)、通称デアリング委員会は、これまで今後20年間におけるイギリスの国家的必要に見合う高等教育のあり方を検討してきたが、1997年7月に継続的な高等教育の拡充なしに、イギリスは国際的な経済競争の時代にその繁栄と国際的な地位を確かなものすることはできないとする報告書、「学習社会における高等教育の将来」(Higher Education the learning society)を提出した。報告書は、全24章からなり、93の勧告を行い、豊富な調査資料と併せて全体1,700頁にわたる浩瀚な報告となっている。
高等教育制度検討委員会は、大学人に加え、学校教育の代表、財界・産業界の代表などを委員として、1996年5月以来、各界の意見聴取、作業部会、日本を含む諸外国の高等教育調査などの方法による調査を行い、過去30年あまりのイギリスの高等教育の分析を基に、目的、規模、財政、教育・研究及び学生支援と高等教育全般にわたって検討を加え、全体として生涯学習社会における位置づけを展開するとともに、国際競争力の向上に向けた高等教育の役割を強調している。
報告書によれば、イギリスの高等教育はこの20年間に、学生数の倍増、公的補助の実質的減少、パートタイム学生や成人学生の増加などの大きな変化を経験したが、知識・情報重視型の世界的経済秩序、継続的な能力開発を求める労働市場、情報技術の発展など環境の変化が激しく、高等教育においてはさらなる改革がもとめられるとして、高等教育の拡大、高等教育財政の改善、教育機能・教育内容の改善、高等教育の水準・質の管理、高等教育による地域経済の振興、及び研究基盤の整備などの点について勧告している。また、勧告の対象は、政府、高等教育機関及び財政審議会、高等教育の代表団体、学生組合、研究審議会など広範囲にわたり、その実施については、短・中・長期の期限を示しつつ数値目標を示すなど具体的な提案を行っている。
こうした検討委員会の勧告について、労働党政府は、一部を除いて基本的に受け入れていく方針としており、勧告の実施に当たって法制化の措置の必要なものについては議会に提出する予定となっている。
すべての高等教育機関は、学生の学習の促進に焦点を当てた教授・学習に関する施策を優先的に策定し、これを速やかに実施する。
情報技術の進歩に応じて、中期的に、高等教育機関の教員の役割の変化を検討し、そして教員と学生が適切な訓練を受け、情報技術の力を十分発揮できるようにする。
教員訓練プログラムを持たない高等教育機関は、即刻その開発あるいは実施に努める。そしてすべての高等教育機関は、高等教育教授・学習開発機関(ILTHE)による同プログラムの全国的な認定を申請する。
高等教育の代表団体は、高等教育財政審議会と協議の上、高等教育教授・学習開発機関(ILTHE)を速やかに設置する。ILTHEは、高等教育教員の訓練プログラムの認定、教授及び学習の実践に関する研究・開発の委託、及び技術革新を促進する。
すべての高等教育機関は、今後1年間に、
すべての高等教育機関は、中期的に、新採用のフルタイム教員について、最低限、高等教育教授・学習開発機関(ILTHE)の準会員の資格を得ることを、試用期間の終了条件とする。
高等教育局高等教育企画課高等教育政策室
-- 登録:平成21年以前 --