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資料9


「特定の課題に関する調査」の内容についての委員からの提案(国語)

尾崎委員)
 漢字の書き取りはよくできているが,作文や日常の文章で使えないということから,1すべてひらがな書きの「80字,4文程度の文章」を4年生(5年生)の子どもが読みやすく,意味が伝わりやすいように一部を漢字に換える問題(漢字に換えるのは全体で10箇所程度),2「漢字をベタ書きしたもの」を見て,「すべてひらがな書きした文章」5つの中から1つを選択する問題の実施

上谷委員)
 漢字の書く力の定着を確かめる調査
 「文学的な文章を読むこと」,「いくつかの文章を読み比べること」,「ことばのきまりを身に付けること」など児童生徒と教師の間に見られる意識のずれの原因を探る調査
 「質問」,「要約」の力を見る調査

上月委員)
 言語事項に焦点をしぼった調査
表記に関する調査
語彙(語彙指導)に関する調査
漢字(漢字指導)に関する調査(日常使われる基本的な慣用句・ことわざなどの意味を文脈の中で理解しているか)
ローマ字に関する調査
文法・文体に関する調査

三石委員)
 教師を対象にどのような指導を行っているかの調査
例) 文学的文章の読みの学習でどのような活動を取り入れて指導しているか。(複数回答可)
1音読・黙読等 2発問応答 3サイドラインを引く
4書き込みをする 5ふき出しを書く 6登場人物に手紙を書く 7書いものを友達と交換して読み合う  など

高木主査)
語科も情報教育の観点が必要になってくるとの観点からの調査として,
1 より長文の文章を読ませる調査
2 新聞記事等の記録・説明・報道文の読み比べの調査(現状でも読み比べ問題はあるが,エッセー風のものであり,メディア・リタラシー的観点は弱い。)
3 映像(動画も含む)の読み取り調査
背景的な要因に関する調査として,
4 子どもたちの言語生活,読書以外のサブカルチャー,ゲームとの接触度と成績の相関。
5 教師が授業以外に更に生徒を指導できない要因についての調査(部活の指導など)

田中委員)
 「聞く・話す」についての調査
面接内容と評価のマニュアルを作り,それに基づいて一人10分程度の面接を実施
 「国語への興味・関心」についての調査
学校図書館の最近3年間の生徒の貸し出し状況を集計し,生徒の読書の量や傾向を調査
 「言語事項」について
「日本語検定」,「漢字検定」をモデルに言語事項に焦点を当てた調査問題を作成し,実施

千々岩委員)
生徒対象>
〔言
語事項〕
1 文章表現における使用語彙の調査
2 文章表現における話し言葉や若者ことばの使用実態
3 感情語・美醜語等の多様性に関する調査
4 区切り符号の使用実態に関する調査
「話 すこと・聞くこと」
  「伝え合い」における意思伝達媒材に関する意識調査
  ―言語的要素・非言語的要素のどこに着眼・留意しているのか―
「書 くこと」
1 多様な表現能力の有無に関する調査―同一内容に係わる表現のための構文パターンの多様性―
2 実用的文章表現力の実態
「読 むこと」
  文章理解活動におけるつまずきの調査
生徒・教師対象>
学習者・指導者の意識のズレをより明確にする調査

冨山委員)
 試験官との直接的なやりとりの記録化などを通じ,ペーパーテストでは図ることの難しい「話す・聞く能力」及び「話すこと・聞くこと」に関連する〔言語事項〕の実現状況をみる調査

橋本委員)
 「話す・聞く」についての調査
「スピーチ」(ある課題についての説明や発表)
「話し合い」(ある課題についての対話や討論)
 「書く」についての調査(ある程度まとまった字数(800字)で書く)
「説明」の文章を書く(事前に示された課題に従って説明や報告の文章を書く)
「手紙や感想」の文章を書く(事前に示された課題に従って手紙や感想の文章を書く)
 「読む」についての調査
「読書習慣」
「比較して読む」
「調べるために読む」
「文章構成図」の作成
「筆者の考えと自分の意見を明確にした文章を書く」
「音読や朗読」

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