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資料1


総合施設の意義について


○  すべての希望する幼児に対して幼児教育の機会を保障
 
 社会力、身体能力、自尊心、知的好奇心等についての子どもの育ちの課題が明らかになる中で、「人間形成の基礎」の育成を目指す幼児教育の重要性が一層高まっている。
 
 ・  幼児教育の中核として幼稚園が培ってきたノウハウ等を基本に、すべての希望する幼児に対し、幼児教育の機会の保障を目指すことが必要となっている。

○  子どもの視点に立った子育て支援の推進
 
 家庭や地域の教育機能の低下を踏まえ、就労支援の視点のみならず、保護者の子育て力の向上の支援(親の学びの機会の保障)、地域の子育て資源のネットワーク化の拠点となるなど、地域の幼児教育センター・子育て支援センターとしての役割がより一層重要になっている。
 
 ・  幼稚園、保育所がそれぞれ行ってきた子育て支援のノウハウを集結すれば、親子の参加による交流や、幼児の異年齢交流の機会の確保などについて、子育て支援の一層の充実が期待できる。

○  地域の多様なニーズに応じた幼児教育施設の整備の促進
 
 幼児数の減少やニーズの多様化に対応した幼保の統合的な設置、運営の必要性が指摘される中、地域においては、すでに幼保一体型施設の設置や、特区の活用による合同活動の取組が行われている。
 
 ・  地域の実情に応じ、よりきめ細かく、また、より創意工夫を凝らした取組を可能とするためには、関係行政機関による既存の制度の枠組を超えたより一層の取組が必要となっている。

 このような課題に応え、子どもの視点に立った機能を重視した新たな施設(制度)として、「総合施設」を捉えることができるのではないか。
 また、「総合施設」の制度の導入が、幼児教育全体の振興、幼稚園、保育所をめぐる諸問題の解決に向けた契機となるのではないか。


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