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(高等学校における改善) 高等学校においては、生徒の能力・適性、興味・関心等の多様化の実態を踏まえるとともに、生徒の長所や特技を伸ばし、それぞれの個性に応じ、基礎・基本を深めさせることが必要である。 このため、指導方法について、小・中学校と同様の改善を図るとともに、教育内容については、すべての生徒が共通に履修するものを最小限度にとどめることとして、必修教科・科目の内容とその単位数を相当程度削減するとともに、生徒が自らの在り方や生き方に応じて選択する教科・科目の拡大など教育課程の一層の弾力化を図る必要がある。 また、生徒の多様な学習ニーズにこたえるため、他の高等学校や専修学校における学習成果を単位認定する制度の一層の活用を図っていく必要がある。 さらに、生徒の学校外における体験的な活動や、自らの在り方・生き方を考えて努力した結果をこれまで以上に積極的に評価していくこととし、ボランティア、企業実習、農業体験実習、各種資格取得、大学の単位取得、文化・スポーツ行事における成果、放送大学の放送授業等を利用した学習、各種学校・公開講座等における学習、テレビやインターネット、通信衛星などマルチメディアを利用した自己学習などについて、各高等学校の措置により、高等学校の単位として認定できる道を開くことを積極的に検討していく必要がある。 このほか、自己の能力・適性、興味・関心等に基づき進路変更したり、職業経験・社会経験を通して得た問題意識を持って再度高等学校で学習できるようにするため、各高等学校において、高校生の他校・他学科への移動の可能性を積極的に広げるとともに、高等学校を一度離れた者が様々な経験を経た上で希望すれば学校に戻ることができるような道を格段に広げていく必要がある。 また、特色ある学校づくりを推進するため、小・中学校同様、その学校や地域の実態に応じて、創意工夫が十分発揮できるよう、教育課程の一層の弾力化を図る。特に高等学校教育の個性化・多様化は大きな課題であり、各学校が、それぞれに一層努力するとともに、教育委員会は、こうした各学校の努力を積極的に支援していく必要がある。 総合学科については、当面、生徒の教育の機会を確保するため、通学範囲には必ず用意されているよう整備を進めることが必要である。
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