資料 |
はじめに |
中央教育審議会は、昨年4月11日に文部科学大臣から「青少年の奉仕活動・体験活動の推進方策等について」諮問を受けた。その際、具体的審議事項として、 |
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初等中等教育段階までの青少年に対し、学校内外を通じて様々な奉仕活動・体験活動を充実する方策について |
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初等中等教育を修了した18歳以降の青年が様々な分野において奉仕活動を行える社会的仕組みづくり |
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社会人が生涯にわたって奉仕活動等を行うことができる環境づくりについて |
の3つが検討事項として挙げられていた。中央教育審議会においては、生涯学習分科会に付託し、同分科会において検討を行うこととした。生涯学習分科会においては、関係団体等からのヒアリングも行いながら検討を進めてきたが、このたび、分科会としての中間報告を取りまとめた。 |
本審議会では、「奉仕活動・体験活動」は、子どもたちの望ましい人間形成を図り、生涯にわたって個人がより良く生き、より良い社会を作る鍵となる、という観点に立ち、「奉仕活動・体験活動」をなるべく幅広く捉え、どのようにして、青少年の体験活動を豊かにするとともに、我が国の国民がごく自然に、気軽にこのような活動に参加することができる環境を社会全体で培っていくことができるか、について、審議を重ねてきた。 |
これらの視点をふまえ、今回の中間報告においては、「〜個人の豊かな人生と新たな「公共」による社会を目指して〜」と題し、「奉仕活動・体験活動」が個人や社会にとってどのような意味を持ち、社会においてなぜ推進する必要があるのか、「奉仕活動・体験活動」の範囲をどのように捉えるのか等について整理し、その上で、初等中等教育段階までの青少年、18歳以降の青年や勤労者等の個人の「奉仕活動・体験活動」の奨励・支援のための方策、「奉仕活動・体験活動」を社会全体で推進していくための社会的仕組みのあり方や社会的気運を醸成していくための方策等についてまとめた。 |
今後、この中間報告について関係各方面からご意見を頂きつつ、最終報告に取りまとめていきたいと考えている。 |