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2.保健の目的の具体的な内容-すべての子どもたちが身に付けるべきもの-

 保健の分野における目的の具体的な内容,すなわち「すべての子どもたちが身に付けるべきもの」については,前記のように,自他の命を大切にし,次の世代へつなげ,情報を正しく理解し,知識を行動に結び付けるという四つの視点を踏まえて検討を行った。このような保健の分野の特性から言って,保健の分野で取り扱う具体的内容については,基本的にはすべての子どもたちが身に付けるべきものが大半であろうと考えられる。また,数値で目標を明示することが困難であることから,各分野ごとに,どのような事項を「~ができる」という状態にすべきかという形で審議を行った。具体的には,「心身の健康」,「環境と健康」,「安全」という三つの分野に分けて検討を行い,以下のような事項が「すべての子どもたちが身に付けるべきもの」として考えられるのではないかということでおおむね合意を得たが,今後も引き続き検討する必要がある。

(1)「心身の健康」について

  • 食事,運動,休養,睡眠などの重要性を理解し,自らの基本的な生活習慣を見直すことができる
  • 自分の年齢,生活活動等に応じて必要とする食事の量や質について理解し,適切な食事を摂ることができる
  • 心と体の密接な関連性を理解し,様々な欲求やストレスに対して,自分に合った適切な対処ができる
  • 生活習慣病や基本的な感染症に関する知識を持ち,個人でできる予防手段を講じることができる
  • 人間関係の理解の下に,性感染症等についての基本的な知識を持ち,性的接触を避けるなどの行動選択ができる
  • 喫煙,飲酒,薬物乱用の有害性について理解し,喫煙,飲酒,薬物乱用を促す要因に気付き避けることができる
  • 自分の体の状態を理解し,病気にかかった際に,症状を的確に説明できる
  • 医薬品の有効性や副作用を理解し,正しく医薬品を使うことができる
  • 様々な保健・医療制度や機関などについての知識を持ち,適切に活用できる

(2)「環境と健康」について

  • 身の回りの環境を健康的に保つことの重要性を理解し,良好な環境を維持又は改善することができる
  • 適切な温度,湿度,明るさ,換気などについての知識を持ち,必要に応じて調節することができる
  • 水や食品の安全性についての知識を持ち,安全な水や食品を選択したり,衛生的に取り扱うことができる

(3)「安全」について

  • 身の回りの危険,交通事故や自然災害,犯罪等の潜在的な危険を予測し,それに対する予防手段を考え,的確に対処できる
  • 災害等の危険な状況において,自分の身を守り,応急手当など被害を最小限にするための行動ができる

 上記(1)から(3)について,初等中等教育修了の段階ですべての子どもたちが身に付けておくべき知識・理解,関心・意欲・態度を整理すれば,次の(参考)のようになる。


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初等中等教育局教育課程課教育課程企画室

(初等中等教育局教育課程課教育課程企画室)

-- 登録:平成21年以前 --