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1.これまでの学級編制及び教職員配置の改善施策等

(1) 従来の取組み
 戦後の教育行政においては、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上の観点から、教育内容の充実とともに教育条件の整備など各種の施策が実施されてきた。
 学級編制及び教職員配置に係る施策についても、昭和33年の義務標準法制定以来、昭和34年からこれまで数次にわたる教職員定数改善計画の結果、「すし詰め学級」と呼ばれてきた教育環境を改善して平成3年にようやく40人学級が全国すべての学校で実現するとともに、免許外教員の解消やへき地教育・生徒指導の充実、学校の指導体制の確立などが図られた。
 一方、近年の社会や児童生徒の変化により、不登校をはじめ生徒指導の問題、さらに学習だけでなく生活・人間関係づくりなども含め、学級に基づく集団生活・指導になじめない児童生徒が増えてきている。これまでの学級を中心とした集団一斉指導などの指導形態や指導方法、さらにこれを支える指導組織が画一的なものとなりがちであるため、学校が子どもたちの実態や地域の実情に応じた特色ある教育活動を推進しようとしても必ずしも容易ではない状況も見られるようになっている。

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