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おわりに
   今後,本報告書の提言に基づく具体的な取組や事例等を紹介する「キャリア教育推進の手引き」(仮称)の作成,キャリア・カウンセリングのプログラム開発・研修,また,啓発のための様々な施策が必要となってこよう。何よりも,キャリア教育の進展は,社会全体が子どもたちとどのようにかかわっていくかということにかかっている。子どもたちにとって最も身近な社会人・職業人である保護者や教員はもちろん,多くの大人が,自分は何を考え,何に誇りを持ち,どういう仕事をしてきたかなど,自分のキャリアについて語ることができるようになること,そのため大人自身が自己の在り方生き方を考えたり見直したりする姿勢を持つことが大切である。
   今後,そうした自覚に基づいて,キャリア発達を支援する社会的気運を醸成し,社会全体で子どもたちに働きかけていくことが大きな課題であろう。




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