9.学術情報ネットワーク整備に係る今後の検討課題

 次期学術情報ネットワーク(SINET4)の整備に当たって、さらに今後検討すべき課題は以下のとおり。

 ‐ 学術情報ネットワークの役割
 ‐ 経費負担の在り方
 ‐ 最先端学術情報基盤の実現のための上位レイヤ機能の高度化
 ‐ 学術情報ネットワークの構築・運用に係る人材育成の在り方

 これらの課題については、平成22年度以降のSINET4への移行及び運用の実態を踏まえつつ、国立情報学研究所の学術情報ネットワーク運営・連携本部において検討を行っていくことが必要。

 ここでは、平成22年度以降における次期学術情報ネットワーク(SINET4)への移行のための整備計画や当面の対応等についてとりまとめたが、次期学術情報ネットワークの整備に当たって、さらに今後検討すべき課題として以下のような事項が挙げられる。

‐学術情報ネットワークの役割

  • 中・長期的な視点に立った、今後の学術情報ネットワークの在り方
  • 海外のネットワークを含めた他の研究ネットワークや商用ネットワーク等との連携等
  • 新たな利用ニーズも踏まえたネットワークの機能高度化のための研究開発の在り方

 ‐経費負担の在り方

  • 基本整備部分及び特別整備部分の取扱い
  • 現在のノード校の在り方の検討を踏まえた経費負担の方法等

‐最先端学術情報基盤の実現のための上位レイヤ機能の高度化

  • 上位レイヤ機能の高度化方策
  • 上位レイヤの機能強化に向けた、国立情報学研究所と大学等との連携と体制の在り方

‐学術情報ネットワークの構築・運用に係る人材育成の在り方

  • 持続的な研究開発推進のための若手研究者の養成及び大規模ネットワーク運用のための技術者等の育成

 これらの課題については、平成22年度以降のSINET4への移行及び運用の実態を踏まえつつ、学術情報基盤オープンフォーラムなどを活用して利用機関の要望等を十分に把握した上で、国立情報学研究所の学術情報ネットワーク運営・連携本部において、文部科学省及び接続機関等との密接な連携・協力の下に検討を行っていく必要がある。

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研究振興局情報課学術基盤整備室

(研究振興局情報課学術基盤整備室)