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7 おわりに

 現在、我が国では他に類を見ない早さで高齢社会が進みつつあり、疾病構造の変化や国民の健康に対するニーズの増大等のために、従来想像もされなかったほどに看護職の質及び量の面で大きな変革が迫られていると言える。この大きな流れの中で特筆すべき点は、看護系大学・短期大学の急激な増加であると同時に看護学の学問としての体系化の動きである。
 したがって、大学・短期大学についての指定規則の大綱化は、一見技術的な問題のように見えるが、実は大きく変革しつつある看護界の充実・発展に大きく貢献するものであると考える。
 本報告書を踏まえ、指定規則についてすみやかに関係者の合意がなされ、一刻も早く指定規則の改正が行われることを強く希望するとともに、看護系大学・短期大学関係者が、その担う役割の重要性を十分認識し、看護学教育の充実・発展及び資質の高い看護職養成に向けて一層積極的に取り組まれることを期待するものである。

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