戻る


参考  3
 
万人のための教育(EFA)
第1回ハイレベル会合について
 
1   会   期: 平成13(2001)年10月29日、30日
2   場   所: ユネスコ本部(パリ)
3   主   催: ユネスコ
4   概   要:    「万人のための教育(EFA)」に関する「世界教育フォーラム(2000年4月、ダカール)」のフォローアップのための閣僚級会合として、初めて開催された会議。
   「ダカール行動枠組み」において「ハイレベルの小規模且つ柔軟なグループ会合を開催」すると言及されていることから、教育大臣、国際機関、開発機関、市民団体の代表者29名により構成。我が国からは川上JICA総裁が出席。
   松浦ユネスコ事務局長が議長となり、EFAに対するハイレベルの政治的コミットメントを維持すること、国際的な財政支援を動員すること、「ダカール行動枠組み」の進展のための戦略を定義すること、などが主要議題。
5   成   果:    EFAの目標達成に向けた各国、各機関の一層の努力を求めるとともに、市民社会とのパートナーシップの重要性やより大きく効果的な財政支援の必要性などをうたったコミュニケが採択された。
   コミュニケでは、当面取られるべき次の5つの行動が提案されている。
 
   各国は、分野ごとのEFA目標全てを網羅する計画を速やかに策定し、その内容と過程を検討すること。結果、キャパシティー、政策及び財政のギャップを反映されている計画を2002年までに策定すること。
   各国は、計画実現に要する資金動員を可能にするため、適切な基準とメカニズムを開発すること。これによっても国レベルの資金が不足する場合は、世界銀行が資金ギャップを見つけだしこれを埋めるためにリードすること。世界銀行がこれをできないときは、国連とパートナーが資金ギャップを埋める方途を見いだすこと。
   タスクフォースを設置し、2002年3月までに「ダカール行動枠組み」を実行に移すための戦略を作成すること。合意された戦略の内容と道筋は、速やかに実施され、その進展状況はハイレベル・グループ会合で検討されること。
   ユネスコが中心となり、国別のデータと各国、各機関の取り組みの評価を内容とするモニタリング・レポートを毎年作成すること。これには、ユネスコ統計研究所が重要な役割を担うこと。
   引き続きユネスコに、ハイレベル会合が的確で効果的な議論が行われるよう求めること。

ページの先頭へ