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芸術団体重点支援事業 意欲的な公演活動への取組等により,我が国の芸術水準向上の直接的な牽引力となることが期待される芸術団体が実施する年間の自主公演を総合的かつ継続的に(原則,3年間)支援している。
本事業の採択に当たっては,芸術団体からの申請に基づき,音楽,舞踊,演劇,伝統芸能,大衆芸能の5部門毎に設置される「芸術団体重点支援事業等協力者会議」において,新規申請団体,継続支援団体について毎年度事業の審査を実施している。
平成15年度は,音楽部門28団体(オーケストラ17団体,オペラ8団体,合唱・その他3団体),舞踊部門15団体(バレエ8団体,コンテンポラリーダンス・その他7団体),演劇部門22団体,伝統芸能部門8団体,大衆芸能部門13団体(落語4団体,講談2団体,浪曲2団体,漫才・その他5団体)の合計86団体に支援を行うこととしている。
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国際芸術交流支援事業 我が国と外国との二国間における芸術交流の推進と,海外とのオペラ等の共同制作や,世界で開催される有名なフェスティバル等への参加を支援している。
本事業の採択に当たっては,芸術団体重点支援事業と同様に,各部門毎の「芸術団体重点支援事業等協力者会議」において,審査を実施している。
平成15年度は,113事業(二国間交流(海外公演)音楽11事業,舞踊13事業,演劇14事業,伝統芸能8事業,大衆芸能1事業,二国間交流(招へい公演)音楽2団体,舞踊4団体,演劇4団体,海外公演音楽4事業,舞踊12事業,演劇13事業,伝統芸能4事業,大衆芸能2事業,国際共同制作公演音楽4事業,舞踊3事業,演劇10事業,国際フェスティバル4事業)に支援を行うこととしている。
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芸術拠点形成事業 自ら企画・制作する能力を有する文化会館,劇場等が行う自主企画・制作の公演,子どもたちを含め広く一般の国民が参加する講習会やワークショップ等の事業に対して支援している。
本事業の採択に当たっては,劇場等の文化施設の設置又は管理者の申請に基づき,「芸術団体重点支援事業等協力者会議〔芸術拠点形成(公演事業等支援)〕」において,審査を実施している。
平成15年度は,18施設に対して支援を行うこととしている。 |
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本物の舞台芸術体験事業 子どもたちが,優れた舞台芸術を鑑賞し,文化芸術団体による実演指導,ワークショップやこれらの団体等との共演に参加し,本物の舞台芸術に身近に触れる機会を提供している。
本事業における公演団体及び演目の決定に当たっては,文化芸術団体からの申請に基づき,学校公演と公立文化施設公演毎に「本物の舞台芸術体験事業企画委員会」において,審査を実施している。また,開催場所については都道府県教育委員会からの推薦により文化庁で決定している。
平成15年度においては,全国の小・中・高等学校及び公立文化施設において520公演(学校公演401公演(合唱41公演,オーケストラ85公演,音楽劇12公演,児童劇109公演,演劇58公演,ミュージカル56公演,文楽9公演,バレエ26公演,邦楽・邦舞5公演),公立文化施設公演119公演(オーケストラ17公演,音楽劇3公演,オペラ5公演,合唱6公演,バレエ3公演,モダンダンス4公演,演劇16公演,児童劇8公演,ミュージカル14公演,歌舞伎5公演,文楽6公演,能楽2公演,寄席芸能30公演))を行うこととしている。 |