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デジタル録画機器の普及率 |
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一般世帯におけるデジタル録画機器全般の普及率は27パーセント。また、PC以外のデジタル録画機器の普及率は約24パーセント。テレビチューナー付きPCの普及率は約6パーセント。
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図表2-1 デジタル録画機器保有率 |
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インターネット利用世帯におけるデジタル録画機器全般の普及率は約69パーセント。また、PC以外のデジタル録画機器の普及率は約53パーセント。テレビチューナー付きPCの普及率は約41パーセント。 |
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デジタル録画機器によるテレビ番組録画等の状況 |
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(二次調査ではインターネット調査の結果と郵送調査の結果にほとんど相違がないので、以下ではサンプル数が多いインターネット調査の結果を記載する。) |
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デジタル録画機器保有世帯における機器保有状況 |
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デジタル録画機器全般の保有台数については、約44パーセントが「1台」、次いで「2台」が約34パーセント、「3台以上」が約22パーセントとなっており、複数保有者が過半数を占めている。 |
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デジタル録画機器の保有状況を機種別にみると、PC以外のデジタル録画機器全般を全体の約83パーセントが保有しており、中でも、DVDレコーダー(ハードディスク内蔵型)については、全体の約70パーセントと保有割合が高い。PC(TVチューナーつき)全般については、全体の約61パーセントが保有している。 |
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全体の約71パーセントが自分専用の機器を保有。 |
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デジタル録画機器全般の購入時期(複数機器がある場合は最も新しく購入したもの)は、全体の約44パーセントが1年以内、2年以内まで含めると約77パーセント、3年以内まで含めると約93パーセントに達する。 |
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デジタル録画機器全般によるテレビ番組録画状況 |
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PC以外のデジタル録画機器を家庭で保有している層のうち約96パーセントが、最近1年間においてDVDレコーダー等のPC以外のデジタル録画機器でのテレビ番組の録画経験有り。録画頻度は、「ほとんど毎日」が全体の約32パーセントと最も多く、週に1回以上録画する回答者が全体の約82パーセント。
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図表2-2 最近1年間にPC以外のデジタル録画機器でテレビ番組を録画した回数 |
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テレビチューナー付きPCを家庭で保有している層の60パーセントが最近1年間においてPCでのテレビ番組の録画経験有り。録画頻度は、「ほとんど毎日」は全体の約10パーセント、週に1回以上録画する回答者は全体の約52パーセントにとどまっており、PC以外のデジタル録画機器でテレビ番組を録画する頻度と比較すると低い。
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図表2-3 最近1年間にPCでテレビ番組を録画した回数 |
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最近1年間に録画した頻度を放送種類別に見ると、地上波放送(一般のテレビ放送)番組の録画頻度は全体の約70パーセントが週に1回以上録画しており、他の放送種類と比較して非常に高くなっている。他の放送種類では、BS放送(アナログ)番組で、週に1回以上録画しているのが全体の約19パーセント、それ以外は全体の10パーセント前後となっている。 |
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最近1年間におけるデジタル録画機器(PCを含む)での録画頻度をジャンル別に見ると、テレビドラマ(日本)、バラエティ、アニメ(日本)が高く、週に1回以上録画している割合が、ぞれぞれ約47パーセント、約30パーセント、約27パーセントとなっている。 |
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最近1年間において、デジタル録画機器(PCを含む)で録画した番組を実際に視聴した割合をジャンル別に見ると、テレビドラマ(日本)、映画(海外)、バラエティが、他のジャンルと比べて「ほとんどない」の割合が低くなっており、それぞれ、18パーセント、約26パーセント、約28パーセントとなっている。 |
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最近1年間において、デジタル録画機器(PCを含む)で録画した番組の平均視聴回数(1番組あたり)をジャンル別に見ると、2回以上の合計が、音楽(日本)、映画(海外)、テレビドラマ(日本)、バラエティ(日本)の順に高くなっており、それぞれ、約31パーセント、30パーセント、約30パーセント、約28パーセントとなっている。 |
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最近1年間において、デジタル録画機器(PCを含む)でテレビ番組を録画した頻度を利用対象別にみると、自分のために録画したケースが最も頻度が高く、1週間に1回以上録画しているのが全体の約73パーセントとなっている。 |
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ハードディスク付きデジタル録画機器によるテレビ番組録画状況 |
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ハードディスク付きのデジタル録画機器(ハードディスクレコーダーやPCを含む)によるテレビ番組の録画経験については、経験のある回答者が全体の約81パーセントを占めている。 |
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デジタル録画機器でテレビ番組を録画する理由・事情 |
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最近1年間にデジタル録画機器(PCを含む)でテレビ番組を録画した理由・事情別に経験の有無をみると、外出等の理由、見たい番組の重複のタイムシフトを目的とする録画がそれぞれ約95パーセント、約80パーセントと経験有りの割合が高い。また、同様に、保存のための録画も約82パーセントと高くなっている。これらの録画頻度は、外出等の理由、見たい番組の重複がそれぞれ週に1回以上約72パーセント、57パーセントとなっており、保存のための録画が約44パーセントとなっている。
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図表2-4 デジタル録画機器でテレビ番組を録画する理由・事情別録画経験の有無 |
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(4) |
デジタル録画機器に転換したことによる録画状況の変化 |
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アナログ方式での録画経験の有無 |
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デジタル録画機器を所有する前の、ビデオカセットテープレコーダー(VHS方式など)のアナログ方式の録画機器でのテレビ番組の録画について、全体の約92パーセントが経験している。 |
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理由・事情別の録画頻度の変化 |
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外出等の理由、見たい番組の重複、保存用の録画の頻度について、「増えた」とする回答が4割以上(それぞれ約48パーセント、約42パーセント、約41パーセント)と他の理由・事情よりも多い。
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図表2-5 理由・事情別録画頻度の変化 |
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録画頻度が増加した理由 |
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デジタル録画機器の所有前に比べて録画の頻度が増加した理由については、「デジタル録画機器は媒体の交換が不要でたくさん録画できるから」、「デジタル録画機器は録画の設定が簡単だから」の回答が多く、ともに7割弱(それぞれ約68パーセント、約67パーセント)となっている。 |
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録画したテレビ番組の再生機器 |
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DVDレコーダーなどのデジタル録画機器で録画した番組の再生機器は、「録画したデジタル機器」が全体の約87パーセントと最も多く、次いで「パソコン」が約29パーセント、「DVDプレーヤー」が約28パーセントと多かった。 |
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PCで録画した番組の再生機器は、「録画したパソコン」が全体の約90パーセントと最も多く、次いで「DVDプレーヤー」が約29パーセントと多かった。 |
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DVDディスクの保有・購入状況 |
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自分で録画したDVDディスクの保有状況 |
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自分で録画したDVDディスクは、全体の約71パーセントが保有している。 |
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自分で録画したDVDディスクの保有枚数については、「10枚未満」が全体の41パーセントと最も多く、次いで「10枚以上〜20枚未満」が20パーセントと多かった。平均保有枚数は約29枚である。 |
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ブランクディスクの購入経験 |
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テレビ番組録画用のブランクディスクは、全体の約74パーセントが購入経験あり。 |
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その他 |
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ネットワークからのテレビ番組ファイル入手状況 |
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会社や学校内のネットワークやインターネットを利用して、録画したテレビ番組のファイルを一般人から入手した経験は、全体の約12パーセントがあり。 |
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その入手した方法は、「インターネット上のホームページから」が全体の約48パーセントと最も多く、次いで「ファイル交換ソフトでインターネットから」「電子メールで家族や友人・知人から」がともに約4割(それぞれ約41パーセント、約40パーセント)と多かった。 |
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テレビチューナー付きPCの利用内容別頻度 |
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テレビチューナー付きPCの利用頻度を利用内容別に尋ねたところ、電子メール・ホームページの閲覧などのインターネット利用については、「ほとんど毎日」が全体の約83パーセントと最も多かった。 |
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テレビ番組の録画・再生については、「ほとんどない」「利用しない」がともに全体の約20パーセントと最も多かった。逆に、約60パーセントは2〜3ヶ月に1回以上利用しており、約35パーセントは1週間に1回以上利用している。 |
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