戻る

資  料  2
著作権に関する普及啓発事業の概要について


  文化庁では,ITの発達・普及に伴う創作手段・利用手段の爆発的な拡大・普及によって生じた「一億総クリエーター(権利者)」「一億総ユーザー(利用者)」という時代に対応し,あらゆる職種・年齢層の人々を対象として著作権に関する知識と意識を普及させるため,平成14年度から,従来の事業を拡充し,総合的な普及啓発事業を「著作権学ぼうプロジェクト」として展開している。


1.バーチャル著作権ヘルプデスクの構築
          −国民一般を対象とした著作権に関する知識の普及−(平成14年度から)


        目  的: 著作物を利用する多様な現場からの著作権に関するあらゆる質問に答えるデータベースを構築。文化庁のホームページにより公開・提供。
        対  象: 学校,大学,職場,家庭,市民団体など
        内  容: 質疑応答(Q&A),著作制度の概要,トピックス,関連団体へのリンクなど


2.著作権講習会の開催

  1著作権セミナー
    対象等:初めて著作権を学びたい人を対象。著作権に関する理解を深める。
    内  容:著作権制度の概要
    回  数:全国  7カ所(各箇所2日間)

  2都道府県著作権事務担当者講習会
    対象等:概ね経験年数2年程度の者。各都道府県等の著作権事務担当者の著作権に関する理解を深める。
    内  容:著作権制度の概要,実務演習
    回  数:全国  1カ所(2日間)

  3図書館等職員著作権実務講習会
    対象等:従事年数3年以上の者。図書館等の実務に必要な著作権に関する知識の習得。
    内  容:著作権法概論・各論,実務演習
    回  数:全国  2カ所(各箇所3日間)

  4教職員著作権講習会
    対象等:小・中・高等学校教員,教育委員会学校教育担当職員。教員の著作権に関する理解を深める。
    内  容:著作権制度の概要,事例研究
    回  数:全国  2カ所(各箇所1日間)

  5著作権等管理事業者著作権実務講習会(案)
    対象等:著作権等の集中管理事業を行う担当社員。著作権等管理事業の実務に必要な著作権に関する知識の習得。
    内  容:著作権法概論・各論,実務演習,事例研究
    回  数:全国  1カ所(2日間)

  6企業等法務担当者著作権セミナー(案)
    対象等:企業等の法務担当者。企業等において著作物等を利用する場合に必要な著作権に関する知識の習得。  
    内  容:著作権法概論・各論,実務演習,事例研究
    回  数:全国  1カ所(2日間)


3.楽しみながら学べるソフトウエアの開発
          −児童・生徒を対象とした著作権に関する知識の普及(平成14年度から)


        目  的: キャラクター等を活用した授業や自習等に活用できる教材の製作。文化庁のホームページにより公開,ダウンロードも可能。
        対  象: 児童・生徒
        内  容: ゲーム形式の動画(又は静止画),簡単な解説,使用事例


4.教員向け指導参考資料の作成  
              −教員を対象とした著作権に関する知識の普及−(平成14年度から)


        目  的: いろいろな教科で著作権について触れるための「教師のための
“一言(きっかけ)集”」。文化庁のホームページにより公開・提供。
        対  象: 小・中・高等学校の教師
        内  容: ○×クイズ(きっかけ作り),解説(教える部分),児童生徒等に対する問い掛け(考えさせる部分)をパッケージ


5.著作権読本(マンガ)の作成・配布

        目  的:生徒の著作権に関する興味・関心を喚起する。著作権について分かりやすくマンガで解説。
        対  象:全国の中学校三年。
        内  容:ホームページを作る過程を通じて著作権について解説。


著作権教育の推進について




著  作  権  教  育  の  推  進  に  つ  い  て  −役割別−
  
事     項 現  在  実  施  し  て  い  る  事  業 備  考
学校における著作権教育 社会人等に対する普及啓発














文化庁が直接実施する著作権教育事業
s_01   s_03
b_1   サプライヤー
としての役割
  b_1
s_02   s_04

○教材の作成・配布
  ・マンガ著作権読本の作成・配布
[全国の中学校三年生全員に配布]
  
○一般向け
  ・著作権セミナー
    [初めて学ぶ人向け。全国7カ所]
  ・バーチャル著作権ヘルプデスクの開発
s_01   s_03
b_1   著作権に関する質問に応える質疑
応答形式のデータベース。
  b_1
s_02   s_04

○専門家向け研修の実施
  ・都道府県著作権事務対象者講習会
  ・図書館等職員著作権実務講習会
  ・著作権等管理事業者著作権講習会
  ・企業等法務担当者著作権セミナー
  
著作権教育を実施する機関・団体等への支援   
s_01   s_03
b_1   プロモーター
としての役割
  b_1
s_02   s_04

  
○教材の作成・配布
  ・楽しみながら学べるソフトウエアの開発
○指導資料の作成・配布
  ・教員向け指導参考資料
○教職員研修の実施
  ・教職員著作権講習会
○講師の派遣
  ・教職員等中央研修講座(連携)
  
○教材の作成・配布
  ・著作権テキスト
    [初心者用資料]
  ・著作権法入門
    [初心者用資料]
  ・著作権ハンドブック
    [実務者向け資料]
○講師の派遣
  ・大学図書館職員長期研修(連携)
関係する機関・団体等の「間」の「連携」の推進
s_01   s_03
b_1   コーディネー
ターとしての
役割
  b_1
s_02   s_04
○著作権教育連携協議会
s_01   s_03
b_1   著作権教育について,関係する団体間に
おいて,情報交換や連携・協力を促進す
る。13団体が参加。
  b_1
s_02   s_04

ページの先頭へ