ここからサイトの主なメニューです

本編 第5章 人材の育成と国民意識の向上−知的財産人材育成総合戦略を実行する−

1.海外との交流を活発化し、グローバルな知財人材育成を実行する

(1)アジア諸国における知的財産に関する人材育成を支援する

1アジア諸国の人材の受入れと専門家派遣を拡充する 大かっこP109]

 日本をアジアの知財人材育成の拠点とすべく、知財人材の受入れと専門家の派遣を拡充することにより、アジア諸国の知財人材との連携の深化や人材ネットワークの充実を図る。また、大学の学部や大学院、知財系の学会などにおける同様の取組を奨励する。

(外務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省)

4.国民の知的財産意識を向上させる

(1)学校における知的財産教育を推進する 大かっこP113]

 2008年度から、知的財産教育の必要性が明確化された学習指導要領の見直しを踏まえつつ、創意工夫に対する興味やオリジナリティの尊重を教えるなど、各学校段階に応じた知財教育を推進する。
 また、2008年度から、児童等に対する知財教育の在り方を検討するため、知的財産に関するテキストの配付やセミナーの開催に当たりアンケートを実施し、知財教育現場の現状を調査する。

(文部科学省、経済産業省)

(5)知的財産に関する国民への啓発活動を強化する 大かっこP115]

 児童・生徒、大学生、社会人一般、実務者向けに、弁護士や弁理士などを含めた民間の知財の専門家を活用しつつ、それぞれの特性を踏まえた知財に関するセミナーの開催等を行う。

(文部科学省、農林水産省、経済産業省)

5.知的財産人材育成を官民挙げて進める

(2)知的財産の教育者や教材・教育ツールを開発する

1知的財産の教育者を育成する 大かっこP115]

 初等中等教育や大学、民間企業など広範な分野において知財人材の育成が求められているため、小学校、中学校、高校のそれぞれの教員を対象とした知的財産に関する集中的な研修を通じ教育者を育成する。
 また、2008年度から、知的財産人材の研修機関が教員の研修機関と連携して研修を実施する。

(文部科学省、経済産業省)

2知的財産教育に関する教材・教育ツールを開発する 大かっこP116]

 2008年度から、学校での知財教育を充実させるため、初等中等教育における各段階に応じた教材や手引書の改訂を図る。また、経営や経済等を学ぶ学生を対象とする、知的財産の活用をテーマとした教材の開発を図る。
 eラーニングを始めとして、いつでもどこでも知的財産を学べるよう、2008年度から、教材のダウンロードが可能な環境の整備のほか、知的財産をテーマとしたゲーム、クイズ、ワークブック等の開発を通じて、教材の充実を図る。

(文部科学省、経済産業省)