令和7年9月5日
令和7年10月31日(金曜日)に、国連大学で「海洋生物ビッグデータ活用技術高度化」に関する公開シンポジウムを開催します。
文部科学省の「海洋資源利用促進技術開発プログラム-海洋生物ビッグデータ活用技術高度化-」では、海洋生物・情報科学研究者の分野横断的研究チームにより、データ連携・統合解析技術の確立等を進め、ビッグデータから新たな知見を見出すとともに社会実装例を創出し、海洋生物ビッグデータを活用して課題解決を図る社会の構築を目指しています。
本シンポジウムでは、2021年から始まった本事業の中間年にあたるとともに、「国連海洋科学の10年」の中間年に当たることも踏まえて、本事業のこれまでの成果を広くわかりやすく知っていただくための講演を行うとともに、海洋生物ビッグデータ活用の今後の展望について海外からの研究者も招いてパネルディスカッションを行います。
どなたでも参加可能ですので、是非ふるってご参加いただけますと幸いです。
<プログラム案>(敬称略)
・10時~ 冒頭挨拶
・10時20分~ 講演1「国連海洋科学の10年に関する調査内容や最新の研究動向について」
国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST)
研究開発戦略センター(CRDS)環境・エネルギーユニット フェロー 幡野 尚宏
・10時40分~ 講演2「海洋生物多様性ビッグデータ汎用化の基盤技術と海の豊かさを守る応用技術の開発」関連
琉球大学理学部 教授 久保田 康裕、フィンランド環境研究所、ヘルシンキ大学 Elina Virtanen
・11時50分~ 講演3「イベントベースビジョンセンサー(EVS)を用いた海洋粒子ビッグデータ生成」関連
ソニーコンピュータサイエンス研究所 高塚 進、モントレー湾水族館研究所 Ken Johonson
・12時40分~14時 休憩
・14時00分~ 講演4「バイオロギングで実現する海洋生物と人の持続可能な共生社会」関連
東京大学大気海洋研究所 教授 佐藤 克文、マックスプランク研究所 Martin Wikelski
・15時10分~ パネルディスカッション「講演を受けた海洋生物ビッグデータ活用の今後の方向性について」
モデレーター:早稲田大学 赤松 友成 (本事業プログラムディレクター)
パネリスト:Elina Virtanen、Ken Johonson、Martin Wikelski、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)議長 道田 豊、文部科学省研究開発局 海洋地球課長 三宅 隆悟
・16時10分~ 閉会挨拶
※プログラムの内容・講演者・開始終了時刻等は変更になることがございます。
<担当>
研究開発局海洋地球課(内線5012)