令和4年12月5日
文部科学省は、総務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、防衛省とともに、インフラメンテナンスの優れた取組・技術開発を表彰する「第6回インフラメンテナンス大賞」を実施しています。
この度、文教施設分野の特別賞及び優秀賞の受賞者が決定されましたのでお知らせします。
インフラメンテナンス大賞は、日本国内の社会資本のメンテナンスに係る優れた取組や技術開発を表彰し、好事例として広く紹介することで、我が国のインフラメンテナンスに関わる設置者等の団体、研究者、事業者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念の普及を図ることを目的として実施するものです。
「第6回インフラメンテナンス大賞」は、令和4年3月22日から同年6月17日までの募集期間に195件の応募が寄せられました。
「第6回インフラメンテナンス大賞選考委員会」(委員長:三木 千壽 東京都市大学学長)の審査を経て、文教施設分野について、特別賞及び優秀賞が以下のとおり決定されました。
明石市総務局財務室財務担当
市有施設包括管理業務委託
従来、施設ごと、業務ごとに委託していた保守点検や清掃、修繕等を一括して委託することにより、市有施設の安全性の向上と維持管理業務の効率化、施設の長寿命化を図る取組である。
大田原市教育委員会
学校施設における法12条点検の取り組みと修繕工事のインソーシング
大田原市は、市内小中学校27校116棟の施設について、建築基準法第12条に基づく法定点検をすべてインソーシング(内製化)で実施している。
点検に併せて、調査での指摘事項に対する清掃作業や不具合箇所の修繕等は、職員が行える範囲で、職員自らのDIYで対応している。これらの取組により、修繕が迅速に行えるとともに、外注費の抑制を図っている。
また、点検や修繕作業を職員自ら行うことで、職員の技術的ノウハウが蓄積され、学校改修工事等での設計や工事での指導に反映している。
第6回インフラメンテナンス大賞表彰式の詳細については、以下のURL(国土交通省のホームページ)を参照して下さい。