第7節 今日的課題に対応した国語施策

3.国立国語研究所

 国立国語研究所は,我が国の国語施策の立案上,参考となる資料を提供するほか,我が国の国語,外国人に対する日本語教育に関する研究の中心的な役割を果たすため,様々なことに取り組んでいます。具体的には,科学的な調査研究の実施・公表,広く一般を対象とした啓発図書の発行,公開事業の実施,さらには現代日本語の専門研究機関として内外研究機関との連携・協力による国際シンポジウムの開催,大学院教育への参画などを行っています(参照:http://www.kokken.go.jp(※独立行政法人 国立国語研究所ホームページへリンク))。
 また,近年の分かりにくい外来語の増加に対応するため,平成14年8月に「外来語」委員会を設置し,分かりにくい外来語に関する検討を進め,18年3月までに4回,計176語の言い換え例の提案(具体例:アーカイブから保存記録又は記録保存館,イノベーションから技術革新など)を行っています(参照:巻末資料「外来語」言い換え提案(PDF:3,760KB))。さらに,言葉に関する様々な問い合わせへの相談にも応じています。

▲外来語言い換え手引き

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