関芳弘文部科学大臣記者会見録(令和8年9月25日)

令和8年9月25日(金曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、その他

キーワード

名古屋市での地域クラブ活動および愛知・名古屋アジア競技大会の視察、ISS長期滞在に向けた諏訪宇宙飛行士の搭乗する宇宙船と打上げ時期の決定、台風25号による文部科学省関係の被害状況および休校等による学習の遅れや被災による心のケアへの対応、東京大学教授によるSNSへの投稿の受け止めおよび東京大学による処分に関する見解、日本維新の会所属議員の政務官就任への期待とポスト減少に伴う若手議員からの懸念に対する受け止め

関芳弘文部科学大臣記者会見映像版

令和8年9月25日(金曜日)に行われた、関芳弘文部科学大臣の記者会見の映像です。

令和8年9月25日関芳弘文部科学大臣記者会見

令和8年9月25日関芳弘文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

関芳弘文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 では冒頭、私から2件申し上げたいと思います。まず1件目でございます。9月19日土曜日と20日の日曜日でございますが、愛知県の名古屋市を訪問いたしました。地域クラブ活動の視察、また並びに愛知・名古屋アジア競技大会の開会式の出席と、また視察等を行ってまいりましたので御報告を申し上げたいと思います。まず、部活動の地域展開についてでございます。名古屋市では、休日の公立の中学校の部活動を全て地域クラブ活動として実施をしております。今回はラグビーの活動を視察してまいりました。専門性の高い指導のもとで、生徒たちが従来の部活動にはなかった種目に情熱を持って取り組む姿に触れまして、部活動の地域展開によります新たな価値、この「新たな価値」を実感した次第でございます。続きまして、愛知・名古屋アジア競技大会の開会式に出席をいたしました。また、翌日開催されましたTEAM JAPANレセプションにおきまして日本国政府を代表いたしまして歓迎の挨拶を行ってまいりました。また、大会期間中にTEAM JAPANに対して医・科学、また情報支援を行う現地サポート拠点や移動式の宿泊施設、また女子バスケットボールの日本代表戦などを視察してまいりました。大会運営や選手を支えてくださる関係者の皆様の取組等について確認をしてきた次第でございます。今回の訪問でございますが、文部科学大臣就任後初めての出張でございまして、部活動改革の現状を直接把握いたしますとともに、アジア各国・地域からの多くの選手・関係者を迎える本大会の運営状況や機運の高まりを自ら確認することができまして、大変有意義な訪問となった次第でございます。今回の出張の成果を今後の文部科学行政に最大限生かしてまいりたいと思います。また、昨日ですが卓球男子団体が60年ぶりの金メダル、競泳男子200メートル平泳ぎで大橋信選手が世界新記録を更新して金メダルを獲得できました。TEAM JAPANがアジア競技大会の各競技で素晴らしい活動を見せてくれております。更なる健闘を期待したいと思っております。以上が1点目でございます。
 続きまして、2点目でございますが、報告の2点目でございます。JAXAの諏訪理宇宙飛行士ですが、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在するにあたりまして、搭乗する宇宙船とその打上げ時期の決定につきまして御報告をさせていただきたいと思います。諏訪飛行士は、今回のISS長期滞在が初めての宇宙飛行となりますが、この度、来年の3月以降に打上げ予定の米国クルードラゴン宇宙船運用14号機に搭乗することが決定いたしました。文部科学省といたしまして、今回のISS長期滞在が諏訪飛行士にとって大変有意義なものとなりますことはもちろんのこと、またISSの科学利用や将来の有人宇宙活動にとっても大きな成果につながっていきますことを期待いたしております。私のほうからは、冒頭の御挨拶、発言は以上2点でございます。
 
記者)
 今週頭の台風25号により、千葉県や神奈川県などの学校に大きな被害が出ているかと思うのですけれども、国として子供たちの心のケアや学習面へのサポートなど、今後の対応についてお聞かせください。
 
大臣)
 まず、今回の台風によりましてお亡くなりになられました方々に哀悼の意を表しますとともに、被災されました方々に対しまして心よりお見舞いを申し上げます。今回の台風によります文部科学省関係の被害についてでございますが、昨日の12時00分の時点で、一つには学校管理におけます児童生徒等の人的被害の報告は受けておりませんが、一つには物的被害としまして学校施設で362件、社会教育施設等で40件、内装材、設備などの剥がれや落下、雨漏り等の被害がございまして、昨日の時点で休校いたしました学校ですが35校、短縮授業を行った学校は9校、休館いたしました社会教育施設は2施設との報告を受けております。また、休校等に伴いまして学習に著しい遅れが生じないようにすること、このことや被災しました児童生徒の心のケアに配慮することはおっしゃるとおり大変重要なことだと考えております。文部科学省といたしまして、引き続き教育委員会等の関係機関と連携をいたしまして情報収集に努めますとともに、児童生徒等の安全確保や復旧支援、学びの継続、心のケアの充実に必要な支援等に全力を尽くしてまいりたいと思います。以上です。
 
記者)
 教育関係については、学習の遅れについてはどのような検討をされていますでしょうか。
 
大臣)
 まず、今、学習等の遅れのところについては生じないようにしっかりやっていこうという思いの中で、休校の学校は35校、短縮した授業を行った学校は9校と、こういうふうな、そして休館した社会の教育施設は2施設あったというところを受けておりますので、その点に関しましてはまた現場のところと我々もしっかりと打ち合わせをしながら対応を応援してまいりたいと思っておるところでございます。
 
記者)
 文部科学大臣は国立大学も所管するということでお伺いをしたいのですけれども、東京大学の本田由紀教授が自身のツイッター、今のXに他人の投稿ではあるのですけれども、女性皇族の写真に添えるような形で遺伝的要因の恐ろしさを感じるといった内容を投稿したという問題があって、これに関して中身が差別的ではないかというような批判の声も上がっているのですけれども、まず大臣としてこうした行為についてどういうふうにお感じになるかということを伺いたいというのが1点目です。その上で、こうした行為に対して東京大学は本田教授に対して注意をしましたということを公表しているのですけれども、一方で前に差別的な書き込みをした別の教員に対しては懲戒解雇という処分をしていると。これについては、ダブルスタンダード、いまいちなのではないかといった批判の声もあるのですけれども、こうした大学の対応についても見解を伺えればと思います。
 
大臣)
 お尋ねの事案につきましては、9月11日の閣議後の会見におきまして松本前大臣からお答えをさせていただいておりますとおりでございまして、東京大学におきまして当該教授に対しまして注意を行いますとともに、今後速やかに構成員に対して人権尊重及びコンプライアンスの重要性について周知を行うと聞いているところでございます。そもそも他者の尊厳を毀損するような言動があってはならないと考えております。個別事案における具体的な対応につきましては、このことを踏まえまして大学におきまして適切に判断がされるべきものであると思っております。大学は公共性や普遍性を踏まえまして、知的な価値を創造することによりまして社会をリードする使命を有しております。東京大学におきましては、今回の事案に対します適切な対応とガバナンスやコンプライアンスの強化に取り組んでいただきたい、そのように考えておる次第でございます。
 そして、ダブルスタンダードではないかというお問い合わせのことですが、東京大学におきましては過去の処分事例もしっかりと踏まえました上で今回の事案に対する適切な対応に取り組んでいただきたいと、そのように考えている次第でございます。
 
記者)
 日本維新の会との閣内協力についてお伺いします。昨日、事務引き継ぎを終えて副大臣、政務官も各指導されたかと思いますけれども、維新から美延政務官が起用されました。今後、文科行政推進にあたって維新の政務と共に進めていくことへの期待をお聞かせいただきたいと思います。一方で、自民党内には政務三役の若手起用の機会が奪われるといった懸念の声もあるようですけれども、総理の人事ではありますけれども、大臣としてもしお考えがあればお願いいたします。
 
大臣)
 高市内閣におきましては、日本維新の会と連立を組みまして「連立政権合意書」に掲げました政策の実現に向けまして共に取り組んできているところでございます。今般、文部科学省におきましては日本維新の会から美延映夫大臣政務官に着任をしていただきました。大阪市議会での経験などを生かしまして、存分に御活躍をしていただきたいと思っているところでございます。担務といたしましては、科学技術・学術政策、文化政策などの担当をお願いしております。科研費の大幅な拡充をはじめといたしまして、文部科学行政を前に進めていけますように共に力を合わせて取り組んでまいりたいと思っております。また、副大臣・政務官の任務に関するお尋ねでございます。人事に関することでございますので、お答えは控えさせていただきたいと思うのですが、内閣におきましては専門知識や経験などを総合的に勘案して行われたものと認識をしているところでございます。以上でございます。
 
(了)

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