令和8年9月18日(金曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化、その他
文部科学大臣就任、愛知・名古屋アジア競技大会の開幕、文部科学行政の課題および特に注力していきたい政策、子供の学びにおける情報技術の活用に関する見解および全てがデジタルの教科書に関する見解、旧統一教会との関係性および宗教行政への関わり方、学校教育の意義とこれまでに印象に残っている教師とのエピソードおよび教職の魅力向上に向けた今後の取組と教職員へのメッセージ、原子力分野やフュージョンエネルギーに関する研究開発の推進への意気込み、奨学金の返済負担増加を踏まえた今後の若者への支援方針、内閣改造に当たって実施されたアンケートへの回答内容および任命に関しての自己分析、同志社国際高校への「政治的中立性」違反とする判断の見解と偏った平和教育の是正に向けた取組方針、政治資金の収支報告書への不記載に関する説明と文部科学大臣に求められる資質、「科学の再興」に向けた今後の取組方針および力を入れて取り組みたい科学技術政策の分野
令和8年9月18日(金曜日)に行われた、関芳弘文部科学大臣の記者会見の映像です。
令和8年9月18日関芳弘文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
大臣)
新しく文部科学大臣になりました関芳弘でございます。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。まずはじめに、文部科学省が担います教育、科学技術・学術、スポーツ、文化、これは人の可能性を引き出して我が国の未来を切り開いてまいります重要な分野であります。それぞれの分野で調整をしまして、活躍されます現場の皆様方のお声を聞きながら未来への投資を行う文部科学行政をしっかりと前に進めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
併せまして、私から1件御報告を申し上げたいと思います。明日からアジア最大の総合スポーツ大会でございます愛知・名古屋アジア競技大会が開幕をいたします。これまで大会の準備に携わってこられました大会組織委員会をはじめ、関係者の皆様方に心からの感謝を申し上げたいと思います。日本では1994年に広島で開催されて以来、32年ぶり3度目の開催となります。アジア・アジアパラ競技大会の開催は、国際親善やスポーツの振興、共生社会の実現等に大きく寄与をするものでございまして、また安全安心な大会運営を実現することで日本の信頼とプレゼンスを一層高めてくれる、そのような意義があると認識をいたしております。明日開催されます大会の開会式につきましては、私が政府を代表して出席する予定でございます。日本からも多くの選手が出場予定でございまして、努力の成果を存分に発揮していただくことを期待いたしているところでございます。私からは以上でございます。
記者)
大臣、改めまして御就任おめでとうございます。
大臣)
よろしくお願いします。
記者)
大臣はこれまで経済産業分野だったり、環境分野での御経験が豊富だと存じていますけれども、一方で教育行政ですとか学校現場との接点はあまりないように見受けられます。そうした中で、現在の文部科学行政を取り巻く最大の課題というのは何だというふうに認識していらっしゃるのかということと、併せて大臣として最も注力をされたい政策についても教えてください。
大臣)
世界の中で本当に世界の競争は非常に激しい状況になっていると思いますが、この文部科学行政といいますのは我が国の未来を切り拓いていく重要な分野であると思っております。取り組んでいくべき項目というのは本当に非常に多くあると思っております。資源が我が国は限られておりますので、人材こそが一番大事な資源になり得るものであると思っております。あらゆる分野におけます人材力、この向上は喫緊の課題、そのように考えております。また、政府が今掲げております戦略17分野の推進、これにつきましては私が自民党の科学技術・イノベーション戦略調査会の副会長や半導体戦略推進議員連盟を設立しまして事務局長として携わってまいりました。その中でも研究力がどうしても不可欠な要素であると強く認識をいたしておりまして、その抜本的強化に取り組んでいきたいと思っているとことでございます。また、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化、この分野はそれぞれ現場がございます。まずは現場の状況に目を通した上で、関係の皆様のお声もしっかりと聞いてまいりながら必要な政策を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。
記者)
教育の分野のAIやデジタルの活用についてお伺いしていきます。生成AIやSNSが社会に浸透し、新しい学習指導要領では小中学校の教育内容にAIの活用を初めて盛り込むなど、情報教育を大幅に拡充する方針がまとめられています。一方、世界ではAIやSNSの教育的活用について規制に踏み切る国も出てきていますが、日本の子供たちの学びにおいて情報技術との向き合い方やその活用をどうしていくか、大臣のお考えを教えてください。
併せて、導入に向けて議論が進むデジタル教科書についても、前大臣は小学校低学年と国語、社会、道徳においては完全デジタル教科書を認めるべきではないとの方針等を示していましたが、こういったことを踏まえてデジタル教科書についての大臣のお考えも併せてお伺いしたいです。
大臣)
まず、生成AI等のデジタル技術でございますが、児童生徒お一人お一人のニーズや特性に合いました学びの支援には非常に価値があると考えておりますが、その一方で活用の仕方によりましては必要な学習過程が省略されてしまうなどのリスクがあるということも認識をいたしております。適切な利活用のためには、メディアリテラシーや情報モラルを含めました情報活用能力の育成を図りますとともに、安全かつ主体的にAIを活用できます学習環境を構築していくことが必要という考え方の下、検討が進められていると承知しているところでございます。
また、デジタルな形態を含む新たな教科書の在り方につきましては、これまでの紙を中心といたしました学習環境を基本としつつ、教科書にスマートにデジタルを取り入れていくことが重要だと考えております。この点につきましては、現在、秋ごろまでの大臣指針の取りまとめを目指しておりまして、有識者の会議で検討をいただいているところと認識をしております。まずはその議論を注視してまいりたいと考えております。私といたしましては、子供たち一人一人がAI等の技術やデジタルな形態を含みます教科書を適切に活用することで一人一人の学びを充実させて着実に学力がしっかりと向上していくことにつなげてまいりたい、そのことが重要だと考えているところでございます。また、今後は前大臣からの引き継ぎなどや、また様々な方からの御意見を頂戴いたしましてしっかりと検討を進めてまいりたいと、そのように考えております。
記者)
旧統一教会との関係について伺います。大臣は自民党が2022年9月に公表した調査結果の中で、教団の関連団体の会合に出席されて挨拶されたということが認定されております。教団そのものは今、清算手続きが進んでいる状態かと思いますけれども、一部で教団の一部による新団体設立等の動きもある中で、教団と一定の関係があったということが認定されている方が宗務行政を所管する文部科学大臣に就任することに関して公正さ、行政手続きの公正さの観点から疑念の余地があるとも考えられると思うのですけれども、この点についてどのようにお考えか教えていただけますでしょうか。
大臣)
その点に関しましては、旧統一教会との関係なのですが、自民党の調査におきましては回答を申し上げているところでございますが、現在、当該団体との関係はしっかり絶っているところでございます。旧統一教会に対します解散命令につきましては、本年の6月に最高裁判所におきまして旧統一教会の特別抗告が棄却されたものと承知をいたしております。現在、清算人によります清算手続きが、開始がされておりますが、文部科学省といたしましては清算人の求めに応じまして関係府省庁と協力をいたしまして最大限の対応を徹底していきたいと考えております。私としましては、文部科学行政の責任者といたしまして法令に基づきました職務を適切に遂行してまいりたいと考えております。以上でございます。
記者)
大臣が大切にされている教育観、あるいは理想の教師像についてお伺いできればと思います。文部科学省は学校教育を所管するわけですけれども、学校教育において大臣が最も大切だと思う価値とは何でしょうか。また、これまで大臣が出会ってきた先生とのやりとりの中で印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください。
併せて、現在、中教審では教員養成や採用の改革が進められておりまして、教育職員免許法の改正も近く予定されていると思います。昨日の松本前大臣の会見の中でも教師の魅力向上に向けた法改正を視野に入れて検討しているといったことを述べていましたけれども、教師の働き方などの現状認識を踏まえつつ、教職そのものの魅力をどう向上させていくのか、大臣のお考えをお聞かせください。
それと、学校現場の先生方へのメッセージもあれば併せてお願いいたします。
大臣)
学校は本当に重要なところだと考えておりまして、教師の方々のお仕事は本当に尊いお仕事だとまず考えております。まず学校は、私は子供たち一人一人の発想力を豊かにしますし、また可能性を最大限に伸ばす、そのような学びを実現してくれるところだと考えておりまして、その重要性は本当に強く私自身認識しているところでございます。私自身が学校の中でいろいろな先生方と出会いまして、いろいろ学びをしてまいりました。よくテレビなんかで見ていたのは、ちょっと今の時代とは違うかもしれませんけれども、武田鉄矢さんの「3年B組金八先生」なんかも大ファンでよく見ておりましたし、ああいう熱血的な先生に学問のことだけでなくて人生観だとか生き方なんかもすごくテレビを通して感じた記憶もございます。私自身、高校生のときだったと思うのですが、私は徳島県生まれでございまして、城ノ内高校というところに進んだのですが、そのときに徳島県の阿南というところで海洋訓練がありました。そのときに、カヤックとかにみんなで乗ったり、いろいろ海洋の訓練をしていたのですけれども、そのときに学校の先生が言ってくれた、みんなが外でそういうふうな自然の中で実際の海洋の訓練を受けながら先生の一言がすごく心に残っているのがございまして、「今日は海洋訓練に来ている」と、「みんな、シーマンシップという言葉を知っているか?」と先生が言われたのですね。「何なんですか、先生」と言って聞きましたら、「シーマンシップというのは、例えば木が成長している過程をずっと見ても一番大きく木が成長するときには他の木よりも高くなるので、台風なんかが来たときには上のほうの枝はボキボキ折れてしまう。その代わり、でも一番高く大きくなったから太陽の光をすごくたくさん受けられるし、強い風が吹いても自分たちの仲間の木の風から守ってあげることもできる。そういうふうな人を助けたり、みんなの仲間を助けたり、そして自分が自らしっかりと大きく成長していこうという意志を持つというようなこと、そういうふうな木を例に例えて、「それがシーマンシップにはすごく生かされているんだよ」みたいな話を聞きました。自然の中で学んだその先生の言葉は今でも、あれは35年、40年以上前ですね。もっと前か。でも、そういうふうな言葉は一生自分の心に残って、今も一生懸命人のために働いて人が喜んでくれることをしっかりとやっていきたいという自分の気持ちだとか夢とか志のほうに根本として生きているなというようなことを考えましたときに、学校におけます現場の教育は学問だけでなくていろいろなことを学んで、そして人間形成にもつながっていくのだなということを本当に強く感じるところでございまして、その点、先ほどお話にもございました先生方のお仕事に関しましては、今、中教審のほうでも、中央教育審議会のほうでも先生を生涯にわたって学び続けられる魅力溢れる仕事にしようということで議論がなされているとお伺いをしておりますけれども、昨日の松本前大臣の会見にもございましたように、教職の方々の魅力向上に向けまして法改正も視野に入れつつ検討していくという御発言が前大臣からもあったと思いますが、そのような松本前大臣からも引き継ぎをしっかりさせていただきながら、私としましても教師の方々が働きがいと、また働きやすさをともに実感できます、そのような環境整備を、教師になった方々と関わる経済的負担の軽減等にもいろいろ今後はしっかりと検討していって、いい私も先生になろうというふうな方々がどんどん増えるような環境づくりをしていきたいなと思います。本当に最後になりますけれども、学校現場の教職員の皆様方におかれましては日々、子供たちのために力を尽くしていただいております。そのことに深く敬意を表しまして、その御尽力が日本の教育、また日本の国力、人材力の向上に本当に役に立っているということに心から感謝し、敬意を表したいと思います。
記者)
冒頭、御発言にありました愛知・名古屋アジア大会の意義について追加で伺います。世界あちこちで国地域間の争いというのが非常に絶えない中での開催となり、また大会に参加している国地域の中にもそういったことに関係しているところもあるというところでございます。和平に向けてこの大会が貢献できることというのは何なのか、また大臣御自身が、何ができるのか、お考えがあれば伺いたいと思います。
大臣)
このアジアの最大の総合スポーツ大会でございます愛知・名古屋大会でございますけれども、先ほど申し上げましたように目指しますところにつきましてはやはり国際親善、そしてスポーツの振興、共生社会の実現、このような目的が大きくあって、それが実現される大きないい機会になっていくと思います。それに関しまして、我々は大会の運営や参加国のことにつきましてもできる限りその精神が実現できるようにそれを応援できたらなと思う次第でございますし、私自身も共生社会の重要性を非常に強く認識しているところでございますので、それが大会の開催と運営のやり方に反映できたら本当に嬉しいことだと思います。
記者)
大臣、冒頭で戦略17分野の推進に関わる活動をされてきたと紹介していましたが、文科省が所管する原子力やフュージョンエネルギー分野の政策をどのように進めていきますか。注力したい取組もあればお聞かせください。
大臣)
原子力やフュージョンエネルギーにつきましては、本当にエネルギーの安全保障、また地球温暖化対策の観点からしっかり取り組んでいくことが非常に重要だと考えております。原子力につきましては、次世代の革新炉の社会への実装に向けまして、今、原子力機構の機能の強化に取り組んでおりますとともに、研究開発や人材育成等の幅広い原子力科学技術に関します取組を推進してまいりたいと思っております。また、フュージョンエネルギーについてでございますが、本年の7月に策定をされました官民投資ロードマップのもとに、ITER計画等の国家プロジェクトで培いました世界トップレベルの技術力を生かしまして、人材育成も含めつつ2030年代には発電実証を実現することで競争力のありますフュージョン発電システムを世界に先駆けまして確立することを目指していきたいと思っております。
記者)
大学生の奨学金について伺います。昨今の物価高で生活費など学生の負担が高まっています。金利が上昇する中、奨学金の返済負担も増しています。こうした中で、学ぶ意欲のある若者への支援にどう取り組んでいかれるか、大臣のお考えを教えてください。
大臣)
本当に物価が上がっていく大変な状況になっていると思います。今般、総理からも意欲のあります若者の方々の進学の断念や若い世代の過度な家計負担、これを生じさせないようにすることが非常に重要で、そのためには奨学金の事業の充実に取り組むように御指示が出たところでございます。昨今の金利上昇や物価上昇によりまして、奨学金の返還の負担や学生の生活費の負担が増加する中にございまして、意欲のある若者たちが本当に経済的な理由で進学を諦める、そのようなことがないように奨学金事業の充実に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
記者)
組閣にあたって、自民党内で役職希望アンケートがあったという報道もありました。大臣はどのように書かれたのかを教えてください。また、今回の抜擢にあたって高市首相からどのような御自身の専門性だったり、強みというものが評価されたと思っていらっしゃるかという、その点をお伺いできたらと思います。
大臣)
党のアンケートでございますので、国民の皆様方のお一人お一人が御自身の力を100%発揮できるような、そのような世の中にしたいというのが私の元々の政治家になるときの夢でございます。すごい力のある人が半分しか力を出さなかったり、そんなのすると本当にもったいないです。私は1億2,000万人の国民の方々が、一人一人が力が発揮できるような社会にして、またお一人お一人がそのように頑張ってくれるような社会ができたらなというのが自分の夢でもあり目標でもございます。そういうふうなことが実現できるような役職に就けたらいいなということを書かせていただいたところでございます。人事につきましては総理の専権事項でございますので、私自身に対する評価等につきまして差し控えたいと思うのですけれども、ただ文部科学大臣といたしましては、例えば大学の改革や高等専門学校や専門高校の教育の充実、我が国の未来の成長分野を担う人材をしっかりと育成していこうと、そのような政策の実現が期待されて、そういうふうな私の思いとか、民間企業で経験をしてまいりましたノウハウですとか、過去に経済産業省や環境省のほうで副大臣を務めてきたようなところを踏まえまして、科学技術・イノベーションの政策などにも関わるところが多々ございましたので、そういうところがこの文部科学大臣としての職責を果たしていくには重要だと私自身は考えておりまして、その旨を書かせて、いろいろそういうことをやりたいと書いていたらこの文部科学大臣を任命をしてくださったのではないのかなと私は自分では思っているのですけれども、総理自身がどうお考えになられたかはちょっとよく分からないですが、しっかりと重要分野について励んでいくことは私の政治目標にもぴったりと一致しますので、しっかりと頑張ってまいりたいと思います。
記者)
沖縄県名護市辺野古沖での同志社国際高校の転覆事故について伺います。松本前大臣の在任期間中に同志社国際が基地に反対する抗議船に乗せるといったような内容の平和学習については教育基本法に違反している、政治的中立性に違反しているという見解が示されました。これは戦後初、教育基本法ができてから初めての判断になるわけですけれども、まず大前提として大臣もこの判断を踏襲するという考えでよろしいのかということ、それから今現在も文科省が全国の学校に対して平和学習の政治的中立性という観点からの見直しや確認、追加調査を行っていますけれども、その中でも実際に見直しをしましたよと答えたような学校も出てきているようです。こういったところの対応も含めて、一部に変更が指摘されるような平和学習について、平和学習があったのではないかというような声も上がっていますけれども、こういった平和学習の是正への取組、大臣の意気込み、どういった考えで進めていきたいかというのを聞かせください。
大臣)
まず、今般の辺野古におけます転覆の事故で亡くなられました方に哀悼の意を表したいと思います。また、御家族や今回の事件、事故に遭遇された皆様方に心からお見舞い申し上げたいと思います。その上で、本年の3月に発生をいたしました同志社国際高校の研修旅行中の事故、これにつきましては文部科学省といたしまして5月に辺野古への移設工事に関する学習が政治的な活動を禁じる教育基本法に違反するものであった、このように見解を取りまとめたと承知をしているところでございます。私といたしましても、これまでの考え方をしっかりと引き継いでいきたいと思います。そして、必要な対応を進めてまいりたいと思います。御指摘のフォローアップの点についてでございます。現在、集計を進めているところでございますが、作業がまた完了次第、速やかに結果を公表してまいりたいと考えております。また、平和に関します学習でございますけれども、全国の学校におきましては教育基本法等に基づいて特定の見方や考え方に偏った取り扱いとならない形で実施がしていくことが本当に重要だと考えておりますので、そのような取組を私自身もしっかりと進めてまいりたいと考えております。
記者)
昨日もお話されていたと思うのですけれども、政治資金の不正問題についてお伺いできればと思います。過去に大臣は自民党から処分を受けていることと思いますが、国民に対してどのように説明責任を果たしていく御意向でしょうか。また、文部科学行政のトップである文部科学大臣に求められる素質についてどのように御認識されているのか教えてください。
大臣)
政治資金の収支報告書への不記載のことでございますが、党の党紀委員会によりまして審査が行われまして私自身も処分を受けたところでございます。でも、その際には本当に国民の皆様方に政治の不信を招いたことを申し訳なく思っておりますし、深く私自身も反省をしております。そのことにつきましては、衆議院の政治倫理審査会で説明を行いましたが、地元のほうでも皆様方に討議資料としてお配りする資料なんかにも事態の説明とか、それに対するお詫びのこととかを説明させていただいたりしてまいりましたが、このことにつきましては本当に私もそのように関わってしまったことに深く反省をして、私の心にも一生残りますし、そのことをまた自分自身を今後もずっと日々、政治活動を生活していく上での戒めとしまして心の中にしっかりと持ち続けて、逆にそれがいいことに生かしていけますように、いい形に進んでいきますようにそのような自分の戒めとしてもずっと持っていきたいと考えております。そして、現在は政治資金のルールに則って適切に政治資金の取り扱いを行っているところでございますが、文部科学大臣としましてもさらにますます襟を正しまして一つ一つの課題に誠実に向き合ってまいりまして職務を全力で全うしてまいりたい、そのように考えているところでございます。
記者)
大臣がこれから率いていかれる文部科学省というのは、例えば学校で子供たちにルールの守り方を教えたりですとか、道徳意識について教える公教育のいわば総本山のようなものだと思うのですけれども、先の選挙などで議員として国民の信頼は得てはいるものの、やはり文科行政を司るトップとしてふさわしいというふうにはお考えでしょうか。
大臣)
そこのところの任命のところにつきましては、また総理に御一任させていただいているところでございますが、やはり私が思いますのはそういうふうな反省も含めまして正しく生きていくことの大切さですとか、それを、身をもって学生の人たちに先生方がまた教えていけるような、文科行政にも生かしていけれたらなと思っているところでございます。また、いろいろな人生長い間生きていく際に、先ほど申し上げましたような武田鉄矢さんがされた3年B組金八先生のようにいろいろなことをまた教えられることが生活の中でいっぱいあると思いますし、やはり生活していく上で毎日毎日反省と、それとまたそれを生かしての今後への自らの向上と、そういうところを身をもって経験したものとしましてもそういうことがまたこういうふうな教育の現場のほうでも生かしていって、一歩でも昨日よりは今日、今日よりは明日、いいような社会づくりに生かしていけるような社会と教育行政ができていけたらなと、そのことに生かしていけたらなと、反省も含めまして思っているところでございます。
記者)
科学というものの再興についてどのように科学技術政策を進めていかれたいと思われているかをお願いいたします。あともう一つは、どの分野に注目されたいとお考えか、お願いいたします。
大臣)
まず科学技術、科学の再興、科学技術・イノベーションというのは本当に国力の源泉であると考えております。日本の科学を再興していきまして基礎研究や学術研究の国際的な優位性を取り戻していく、このことは本当に重要な項目だと考えているところでございます。第7期科学技術・イノベーション基本計画等を踏まえまして、一つには科研費の大幅拡充などによります新たな研究の領域の創造をしたいと思っております。さらに二つ目には、優れた若手研究者の海外派遣支援等を通じました国際頭脳循環の強化を図ってまいりたいと考えております。三つには、「AI for Science」ということで科学研究の革新を図ってまいりたいと考えております。四つには、産業競争力強化にも貢献をいたします新たな研究大学群の形成、これを進めてまいりたいと思っているところでございます。また、AI、量子、半導体、フュージョンエネルギーをはじめといたします日本の成長戦略の戦略の17分野、これを中心としました研究開発を推進いたしまして、国力の基盤となります人材の育成や成長分野を牽引する科学技術力の強化、これに取り組んでまいりたいと考えております。文部科学大臣といたしまして、科学技術の政策の推進に向けまして、またこれは他の省庁とも連携が大事になってくると思いますので、連携をしっかりと取りながら全力で取り組んでまいりたいと思います。
(了)
大臣官房政策課広報室