令和8年4月14日(火曜日)
教育、科学技術・学術
H3ロケット8号機失敗の原因究明および打上げ再開に関する有識者委員からの意見と打上げ再開の見通し、沖縄・辺野古沖での転覆事故に関する京都府による調査の進捗状況および今後の学校法人同志社への現地調査の方針と時期、東広島市で発生した中学生の自殺事案に関する第三者委員会報告を受けた今後の対応方針、文科省として全国生徒の相談窓口設置を促進する意向、京都・南丹市で発生した子供の行方不明事案に関する文科省としての対応
令和8年4月14日(火曜日)に行われた、松本洋平文部科学大臣の記者会見の映像です。
令和8年4月14日松本洋平文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
記者)
H3ロケットについてお伺いします。昨日の宇宙開発利用部会の小委員会で、H3ロケット8号機の失敗原因の調査と打上げ再開に向けた対策についてJAXAから報告があり、有識者が妥当だという確認をしたということでした。まず松本大臣の受け止めをお伺いします。また、日本で人工衛星を独自に打ち上げられない状況が続いているという現状を踏まえまして、打上げ再開を急がれるお考えはありますでしょうか。また、文部科学省としては今後、中間報告を作成の上、対策本部で再開に向けた判断を行うと伺っております。対策本部はいつ頃の開催を目指されますでしょうか。大臣のお考えをお願いします。
大臣)
昨日、調査・安全小委員会におきまして、JAXAから「衛星搭載アダプタ(PSS)の破損が主要因と特定された」との評価と、打上げ再開に向けた対策案、これが報告されたというふうに承知をしているところであります。まずは昨年の12月の打上げ失敗以来、原因究明に取り組まれた関係者の皆様方の御尽力に心から深く敬意を表したいと存じます。一方で、今後、さらなる検証試験や対策の徹底、種子島への輸送などを含めました準備に万全を期すことが大変重要であります。打上げ再開につきましては、その状況を見極めつつ関係者で調整をしてまいりたい、そのように考えているところであります。また、文部科学省における対策本部の開催時期などについても適切に判断してまいりたい、そのように考えているところでありますけれども、今、我が国におきましては宇宙にアクセスする手段が現時点においては途絶えてしまっているという状況でありますから、そういう意味ではしっかりと安全を確保し、そして失敗がないように万全の準備をしつつ、早期の打上げ再開というものを目指してまいりたい、そのように考えております。
記者)
同志社国際高校の辺野古での転覆事故の件で確認を進めているかと思いますが、現時点での進捗状況を教えてください。また、学校公法人同志社に直接調査するようですが、その内容や時期など、現時点での検討状況を教えていただければと思います。
大臣)
文部科学省におきましては、所轄庁であります京都府と連携をしながら今回の事案の確認、これを進めているところであります。今回の事案につきましては、これまでの段階で例えば安全確保に向けた取組の不備、事前の下見などの欠如、保護者への説明の不足、引率体制の不備などについて把握をしたところでありますけれども、引き続き事案の詳細についての確認を進めているところであります。その上で、現在、学校法人を所轄する文部科学省として、学校法人同志社を訪問することも含めまして、今後の対応を検討しているところであります。現時点で私どものほうからお話ができるのはここまでということになります。
記者)
2022年8月に広島県立中2年の男子生徒が東広島市内の踏切で列車にはねられて自殺した問題で、広島県の第三者委員会が昨日、教員による不適切な指導を認める調査結果を急ぐと県に示しました。この第三者委員会の結果を受けて、文科省として改めて広島県も含めて全国的に指導死の防止に向けた通知や何らかの取組をされますでしょうか。もう1点が、広島県の第三者委員会は県に対して学校と県教委から独立した生徒の相談窓口を持ったほうがいいと提言をされました。このような相談窓口を促すため、文科省として何らかの取組をする考えはありますでしょうか。
大臣)
御指摘の第三者委員会の報告書、これが提出されたということについては報道を通じて承知をしているところでありますけれども、ただ第三者委員会の報告書が我々文部科学省のほうにはまだ届いていないというのが今の状態であります。従いまして、私から現時点においてコメントは控えさせていただきたい、そのように考えております。いずれにいたしましても、今後このようなことが起こらないように再発防止を徹底していただくことが大変重要であると思っている、考えているところであります。第三者委員会の報告書、並びにそれを受けての県教委としてのまた報告というものが我々のところにやってまいると思っておりますので、またそれらもしっかりと見ながら文科省としても再発防止策、何ができるのかしっかり検討してまいりたい、そのように考えております。
記者)
京都府で小学生の男子児童が行方不明になった事案について伺いたいです。これは捜査中のことなので文科省として今話せることには限度があるかなとは思うのですけれども、学校と家が10㎞ぐらい離れているというところはたぶん各地にもあるのだろうなと思いますので、そういうところでの安全確保について文科省として、あるいは学校としてできることがあるかということを一つ教えてください。あと、全国のたぶん保護者の皆さんも心配になさっていると思うので、もし大臣としてメッセージがあれば合わせてお願いします。
大臣)
御指摘の報道についてはもちろん承知をしておりますけれども、今発見された御遺体につきましては京都府警において身元の確認などが進められているというふうに承知をしているところであります。現状、私からはコメントは差し控えたいと思っておりますが、今回の事件を通じて、まだ分かりませんけれども、お一人の方の御遺体が発見されたということは命が失われた事実があるということでありますから、そういう意味でまずは大変遺憾に思いますし、心から御冥福をお祈り申し上げたい、そのように思っております。捜査中ですのでこの件自体に対するコメントというのは差し控えたいと思いますが、一般論としてやはり通学中の安全をいかに確保していくのかということは大変重要な事柄であるというふうに承知をしているところでもありまして、そういう意味では様々な手段、そして地域の皆さん、そして関係機関の協力というものもいただきながらやはり安心して学校に通える環境をいかに整備していくのかということは大変重要な事柄だと思っております。実際そういう意味でも、我々といたしましても様々な形で各自治体と協力をしながら取組を行っているところでもあります。そうした取組というものをしっかりと進めてまいりたい、そのように考えております。また同時に、本当にこうした様々な子供をめぐる事案、事件というものが存在をするわけでありますけれども、本当に子供たちは我が国にとっての宝でもありますし、また大きく子供たちも未来に向けて一生懸命頑張っている、そういう子供たちをぜひより一層、地域の皆さんで応援をしてあげるような、そういう社会であってほしいなということを大変強く感じています。
(了)
大臣官房総務課広報室