令和8年3月24日(火曜日)
教育、科学技術・学術、その他
神奈川県寒川町における小学校教員の盗撮による逮捕、沖縄・辺野古沖での船の転覆・死亡事故を踏まえた高校教育における「多角的視点」の確保、沖縄・辺野古沖での船の転覆・死亡事故を踏まえた学校外における活動の安全確保の徹底に向けた検討の方向性、週刊誌の報道について、「第15回科学の甲子園全国大会」の開催意義と高校生へのメッセージ
令和8年3月24日(火曜日)に行われた、松本洋平文部科学大臣の記者会見の映像です。
令和8年3月24日松本洋平文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
記者)
神奈川県の寒川町の教育委員会で先日、町立小学校の教諭が盗撮容疑で逮捕されたということを公表されました。文科省として、これまで様々な対策を講じてきたところだと思いますけれども、こうした事案がまた発生してしまったことにつきましてどういう受け止めをされているのか、そして今後どのような対応をされていくのか、方針があればお聞きできますでしょうか。
大臣)
まず、教師による生徒への性暴力は決してあってはならないことであります。そして、断じて許されない行為であります。御指摘の報道については承知をしており、改めて児童生徒性暴力等の根絶に向けまして、その防止に対する認識を高め、国、教育委員会、学校が一丸となって徹底的に繰り返し、そして粘り強く取り組むことが必要であると考えております。これまでも累次にわたり教育委員会への指導等を行ってきたところですが、今後、教員性暴力等防止法に基づく基本指針を改定し、盗撮防止の観点などについて盛り込み、一層の徹底を図る、そうした予定としているところであります。引き続きあらゆる機会を捉えて教育委員会に対して指導を行うとともに、令和 8年12月の「こども性暴力防止法」の施行もありますので、こども家庭庁とも密に連携をして対応してまいりたいと存じます。
記者)
辺野古沖で京都の同志社国際高校の子が乗った船が転覆をしたという事故がありましたけれども、これに関連をして平和学習の在り方、学習指導要領で定める多角的な視点というものが確保されているのかどうかという観点での平和学習の在り方というものを、そういうものを含めて文科省の方でも情報収集を始めるという話も聞いておりますけれども、大臣として同志社高校のあれがそうだというつもりはないのですけれども、ああいう平和教育を行う上で多角的な視点とか多面的な見方みたいなものを確保するためにどういったことが必要だというふうにお考えでしょうか。
大臣)
いわゆる平和教育を含めまして、高等学校の教育を行うにあたりましては特定の見方や考え方に偏った取り扱いにより、生徒が主体的に考え判断することを妨げることのないよう留意をすることが必要であると考えているところであります。こうしたことについては、学習指導要領等で明確にしているところであります。今回の事案につきましては、現在、所轄庁であります京都府を通じて適切な教育活動であったか否かを確認しているところであります。その結果を踏まえて必要な対応をしてまいりたいと考えております。
記者)
関連しての質問なのですけれども、この起きた事故に関して、産経新聞さんの報道の中で特別活動を実施するときの安全対策を盛り込んだ危機管理マニュアルの作成を徹底するよう通知の発出を求めて検討中、文科省が検討中というふうに報じられているのですけれども、これに関しての検討状況と、今、引き続き情報収集中だと思うのですけれども、こちらの通知に関しては一般的に学外での活動で事故があった場合の危機管理とかは一般的にもっと大事なことかなと思うので通知を出してもいいのかなとか思うのですけれども、そのあたりの検討状況をお願いします。
大臣)
御指摘の報道につきましては承知をしておりますが、本件に係る対応につきまして現時点で何らかの方針を決定したという事実はありません。事故原因につきましては、海上保安庁による調査が進められているというふうに承知をしております。文部科学省としても、引き続き所轄庁であります京都府と連携しながら事案の確認を進めているところであります。事案の確認を進めつつ、その上で文部科学省として学校外における活動の安全確保に向けまして必要となる対応をしてまいりたいと存じます。
記者)
週刊文春の報道の件でお伺いします。予算委員会の理事会において、文書での回答をすることが協議事項となったということで、今回の報道の事実関係などについては回答を求められている段階なのかなと思うのですが、これは文書で回答をするおつもりは大臣としてあるのかどうか教えていただきたく思います。また、回答なさるとするならそれはいつになるのかというのも併せて教えていただければと思います。あともう一点、先週の段階では、これは先ほどの質問と被るところもあるのですけれども、現時点で説明する場を設けるつもりはないというふうに先週の段階ではおっしゃっていたと思うのですが、この文書での回答することがあるかないか、またその内容によって今後の文教科学委員会がどういうふうになっていくかというのも決まるというところで、大臣も言われているとおり、今、重要な法案が抱えられているという御事情もある中でどういうふうに説明責任を果たすおつもりなのか、お考えを教えてください。
大臣)
まず、改めまして今回の週刊誌報道によりまして大変様々な皆様方にご迷惑をおかけしておりますことを心からお詫びを申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。理事会協議事項についてのお尋ねでありますけれども、こちらに関しましては国会運営に関わることでありますので、私のほうからお答えをすることは差し控えさせていただきたいと思います。そこはご理解を賜りたいと存じます。文部科学大臣としての職務に全力を挙げていくということが大変大切なことであると思っておりますし、また衆参の皆様方にも御理解を賜るということも大変大事なことだと思っております。私自身、相手があることでもありますのでなかなか回答ができない部分というのもあるのもありますけれども、可能な限り真摯に対応はしてまいりたい、そのように考えているところであります。誠心誠意、誠実に国会に対応してまいりたいと思います。
記者)
確認なのですけれども、先週の段階と同じく今ところ御自身で説明の場を設けるというのは今ところ考えられていないという理解でよろしいですか。
大臣)
予算委員会の協議事項という、国会運営上の話もありましたし、国会での質問にもお答えをさせていただいているところでもあります。現時点においてはこれに尽きるというふうに私自身としては考えているところであります。また今日もこういう記者会見もやっておりますので。
記者)
この土日に開かれた科学の甲子園全国大会に大臣も出席されたかと思うのですけれども、改めて大会開催の意義と、あとまた高校生に向けたメッセージがあればお願いします。
大臣)
すみません。私は参加していないのですけれども、大変恐縮でございます。第15回「科学の甲子園」全国大会が開催をされまして、全国の高校生が様々な課題に果敢に挑戦をされたと承知をしております。岡山県立岡山朝日高等学校が優勝されたということであります。47都道府県全ての代表校の皆様に心より敬意と祝意、そして感謝を申し上げたいと存じます。科学技術・イノベーションは将来の国の成長や発展を実現するための鍵となる大変重要な分野であります。それらを担う優れた科学技術人材の活躍促進は極めて重要な政策課題であると考えております。ぜひ今回出場をされた皆さん、そして出場を目指して頑張ってこられた皆さん、そしてその周りにいらっしゃった皆さん、この大会を通じて、きっかけにして、少しでも科学というものに対して興味を持ってもらうことができればというふうに思っているところでもありますし、とりわけ大変優秀な成績を残された皆様方にはこれからも我が国の科学を引っ張っていっていただくような、そんな未来が開けることを心からお祈りを申し上げたいと思います。文部科学省といたしましても、引き続き「科学の甲子園」に対する支援も含めまして次世代を担う科学技術人材の育成確保に向けまして幅広い取組を積極的に推進してまいりたいと存じます。
(了)
大臣官房総務課広報室