令和8年3月6日(金曜日)
科学技術・学術
本日、iPS細胞を用いた再生医療等製品が、厚生労働大臣により、条件及び期限付きとして承認されました。
平成18年に山中伸弥教授が作製し、平成24年にノーベル生理学・医学賞を受賞したiPS細胞を基に、我が国の研究者・企業が開発した革新的な製品が、世界で初めて実用化されることになり、関係の皆様の長年にわたる御尽力に心から敬意を表します。
山中教授が作製したiPS細胞は、皮膚や血液などの体の細胞を未分化な状態に戻したもので、様々な組織や臓器の細胞に分化できる能力をもっています。このiPS細胞を用いた再生医療は、これまで治療法が限られていた疾患に対して新たな選択肢となり得る画期的なものです。
文部科学省では、山中教授が取り組んだ研究への支援に加え、両製品につながる研究に対して平成25年度から令和4年度まで支援を行ってまいりました。
今回の承認は、優れた基礎研究の成果を基に文部科学省が出口を見据えた研究への支援を行い、その成果を厚生労働省や経済産業省に橋渡しし、企業による成果の活用やスタートアップでの事業化を経て、実用化につながった成功例と受け止めています。
これからも、より多くの患者の皆様に革新的な治療を届けられるよう、引き続き再生医療分野の研究開発を着実に推進してまいります。
令和8年3月6日
文部科学大臣 松本 洋平