令和8年1月23日(金曜日)
教育、科学技術・学術
東京科学大学の国際卓越研究大学への認定と今後の期待、江戸川区立の中学校教員による生徒との私的なやりとりおよび定期考査情報の漏洩事案に対する受け止めと今後の対応、日本看護科学学会および学会誌の信頼性に関する認識、予算成立が遅延した場合の研究現場への影響と対策
令和8年1月23日(金曜日)に行われた、松本洋平文部科学大臣の記者会見の映像です。
令和8年1月23日松本洋平文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
大臣)
冒頭、私からは1件であります。大学ファンドの支援対象となります国際卓越研究大学の認定についてお知らせをいたします。本日1月23日、東京科学大学を国際卓越研究大学として認定をいたしました。有識者会議の結論も踏まえ、国際卓越研究大学法に基づき、科学技術・学術審議会及び総合科学技術・イノベーション会議の意見聴取を行った上で、所管大臣として東京科学大学を国際卓越研究大学として認定することと判断をいたしたものであります。東京科学大学には、引き続き体制強化計画の申請に向けた対応を進めていただきたいと存じます。私からは以上となります。
記者)
学校教員による性暴力事案が相次いでいますが、またあらたに信用を失墜させるものとして江戸川区の区立中学校の教員がSNS上で生徒と私的なやり取りをした上で定期考査の問題の一部を漏えいさせていたという事案がありました。この事案について大臣の受け止めと、今後の対応について何か検討しているものがあればお願いいたします。
大臣)
御指摘の事案は報道を通じて承知をしているところであります。本来、児童生徒を教え導く立場である教師が特定の生徒に対しまして定期試験の問題の一部を漏洩し、教師への信頼が損なわれるような状況が生じていることにつきましては大変問題であるというふうに思っております。まずは、服務監督権者であります江戸川区教育委員会の対応として、「厳正に対処をする」ものと認識をしております。また、文部科学省といたしましてもこれまで教師がSNS等を用いまして児童生徒等と私的なやり取りを行ってはならないという旨を含みます教師の服務規律の確保について指導をしてきたところでありますけれども、これも破られている、守っていただけなかったということで大変遺憾に思っております。今後もあらゆる機会を捉えて取組を徹底してまいりたいと存じます。
記者)
日本看護科学学会が、過去に論文誌で公表したHPVワクチンに関する論文について、名古屋市立大学の教授が公開質問状を編集委員会に提出して事実関係の確認を求めているところです。仮に日本看護科学学会のウェブジャーナルの論文が虚偽の内容を含んでいた場合には学会や学会誌の信頼性、ジャーナルの信頼性を脅かす事案であると考えられますけれども、この問題に対する大臣の受け止めを教えてください。
大臣)
御指摘の事案に関しまして、文部科学省としては詳細について承知をしておりません。仮定の御質問でもありますので、個別の事案についてのコメントは差し控えさせていただきたいと存じます。その上で、一般論としてでありますけれども、学協会は共通の専門分野を有する者により自律的に組織をされた団体であります。学術的な審査や運営などが適切に行われますように、各学協会や研究者のコミュニティにおいて主体的に対応するべきものと考えている、以上であります。
記者)
衆議院解散によって予算成立への遅れも見込まれますが、大学や研究現場などの人事ですとか資金面などの影響も懸念されますが、そういったところへの受け止めですとか、何かしら対応方針ですとかあればお考えお聞かせいただけますでしょうか。あともう1点、国際卓越研究大学に認定されたということで、東京科学大学への期待ですとか、そういったところがあれば一言いただければと思います。
大臣)
まず予算の件でありますけれども、そもそも高市総理の記者会見におきましても、令和8年度予算の成立を可能な限り早く実現をしたい、それでも暫定予算の編成が必要になるかもしれないというようなことをお話されているところでもあります。まさにこのとおりだと思っておりまして、まずは令和8年度予算を早期に成立を、可能な限り早く成立をさせていただきたいということであります。その上で、本予算が年度の開始までに成立しない場合には、暫定予算を編成いたしまして本予算成立までの空白期間をつなぐための行政運営上必要最小限の経費を計上するものというふうに承知をしているところであります。仮に暫定予算が編成される場合には、大学や国立研究開発法人などについても必要な予算を確保するよう、あらゆる努力をして実現をしてまいりたいと考えております。そういう意味では、現場に何か混乱が生じたりというようなことがないように、我々として可能な限りの対応というものをしてまいりたいと存じます。
もう一つ、東京科学技術大学に対する期待ということでありますけれども、東京科学大学、今回、国際卓越大学に私といたしましても認定をするということになったところであります。有識者の皆様方からも大変その内容について高い評価をいただいた上で今回認定につながったわけでありまして、ぜひそこで示された計画というものを着実に推進をしていただきたいと思います。その上で、ぜひ目に見える成果というものをしっかりと挙げていただくことによって我が国の研究力を引っ張っていってくれるような、そして大学教育を引っ張っていってくれるような、そうした存在として頑張っていただきたいと思っております。以上です。
(了)
大臣官房総務課広報室