H3ロケット8号機の打上げ失敗について [文部科学大臣談話]

令和7年12月22日(月曜日)
科学技術・学術

 本日、準天頂衛星システム「みちびき5号機」を搭載したH3ロケット8号機の打上げについて、第2段エンジン第2回燃焼が正常に立ち上がらず早期に停止したことから、予定した軌道に「みちびき5号機」を投入することができず、失敗したとの報告を受けました。

 H3ロケット8号機の打上げが失敗となったことは大変残念であり、国民の皆様の期待に沿えないことを申し訳なく思います。

 今回の事態を受け、直ちに文部科学省に小林副大臣を本部長とする対策本部を設置し、関係部署と連携しつつ適切な対応を取り、宇宙航空研究開発機構とともに、専門的な見地からの早急かつ徹底した原因究明を行うよう指示いたしました。

 H3ロケットは、我が国の宇宙基本計画の着実な実施に貢献するだけでなく、国内外の多様な打上げ需要を担うことを期待されています。文部科学省として、H3ロケットの安定的・継続的な運用に向けて、今回の失敗原因を確実に究明するとともに、早急に対策を立て、H3ロケットに対する国内外の信頼を取り戻せるよう、関係機関とともに全力で対応してまいります。

令和7年12月22日
文部科学大臣 松本 洋平

お問合せ先

大臣官房総務課広報室