盛山正仁文部科学大臣記者会見録（令和6年2月13日）

盛山正仁文部科学大臣記者会見映像版

令和6年2月13日（火曜日）に行われた、盛山正仁文部科学大臣の記者会見の映像です。

令和6年2月13日盛山正仁文部科学大臣記者会見（※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク）

盛山正仁文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣）
 今日は1件ございます。本日2月13日は「日本遺産の日」となっております。先週10日の土曜日、この「日本遺産の日」を記念して都内で開催しました「日本遺産の日」記念シンポジウムに出席し、主催者として御挨拶を申し上げました。日本遺産は、全国各地の多様な文化資源を、その地の歴史や伝統を踏まえたストーリーでつなぐことにより、地域の活性化や観光振興を図ることを目的としたものであり、平成27年から現在までに、計104件が認定されております。今回のシンポジウムでは、日本遺産認定地域の伝統芸能や、日本遺産大使による特別なプログラムが披露され、大きな盛り上がりを見せており、日本遺産に対する理解の深まりに寄与したものと考えております。文部科学省としても、今回のシンポジウム等による成果も踏まえ、引き続き、日本遺産の振興に取り組んでまいります。私のほうからは以上です。

記者）
 明後日15日に予定されているH3ロケット2号機の打ち上げについてお伺いいたします。去年3月に初号機が打上げ失敗したことはもちろん、先月のSLIMのピンポイント着陸も相まって、打上げというものの成功にすごい注目だったり関心が集まっているかなと思います。打上げを2日後に控えた中での大臣の期待をお伺いできますでしょうか。

大臣）
 H3ロケット試験機の2号機ということですが、明後日2月15日に打上げが予定されております。今も御質問がございましたが、多くの国民の皆様から関心をいただいているところだろうと思いますし、また私自身も大変今回の打上げに期待をしております。H3ロケットは、我が国の自立性確保と国際競争力確保のために重要な基幹ロケットであります。引き続き、JAXAにおいて着実に打上げ準備作業を進めて、そして成功させていただきたいと考えています。

記者）
 名古屋市の教育委員会が、校長会などの団体から年間200万円にわたる金品を受け取っており、これが校長の人事との関連が疑われかねないという指摘が出ております。この問題についての大臣の受け止めと、これに関連して調査、あるいは他の教育委員会に対する調査ですとか指導などをする考えがおありかどうか伺わせてください。

大臣）
 お尋ねの事案につきましては、今後、名古屋市において、第三者を交えた調査が行われる予定と伺っております。仮に、教職員人事に関連して金品の授受が行われていたことが事実であればこれは不適切と言わざるを得ません。公教育に対する信頼を損なうことになりかねないものであり、大変強く懸念をしております。文部科学省としては、既に名古屋市教育委員会に対しまして、事実関係をよく調査して、適切に対応するように指導を行ったところであります。引き続き、名古屋市における調査を注視するとともに、調査の状況等に応じ、必要な指導を行ってまいりたいと思います。そしてまた、今御質問がありました他のところについてどうかということでございますが、まずは名古屋市の調査、これを経緯を見まして、その状況に対応して必要な措置、こういったものを検討していきたいと考えています。

記者）
 2021年の衆院選で旧統一教会の友好団体の複数の信者が盛山議員の選挙支援をしたと証言しています。電話で投票を呼びかけたとしていますが、選挙応援の依頼の事実はありますでしょうか。また、事務所が知り得ないところで電話応援があった可能性はありますでしょうか。

大臣）
 私のほうから選挙応援の依頼をしたという事実はございません。そして、事務所以外のところで何が行われていたかを知り得る立場にはありません。

（了）