盛山正仁文部科学大臣記者会見録(令和6年2月6日)

令和6年2月6日(火曜日)
教育、その他

キーワード

学校における防災教育の在り方について、大臣の旧統一教会からの選挙支援等に関する報道

盛山正仁文部科学大臣記者会見映像版

令和6年2月6日(火曜日)に行われた、盛山正仁文部科学大臣の記者会見の映像です。

令和6年2月6日盛山正仁文部科学大臣記者会見

令和6年2月6日盛山正仁文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

盛山正仁文部科学大臣記者会見テキスト版

記者)
 3日土曜日に文部科学省とユネスコ後援の「減災教育フォーラム」が行われておりました。能登半島地震も踏まえて、これからの減災や防災のあり方について意見が交わされていました。今第一に望まれることは被災地の復旧・復興ということは承知しておりますが、今後、南海トラフ地震や大雨、台風とかによって激甚化が指摘されている中、学校における防災教育が非常に大きな意味を持つものだと思っております。学校における復旧・復興を見据えた防災教育について、大臣のお考えをお伺いできますでしょうか。

大臣)
 先日3日に開催された「減災教育フォーラム」では、減災教育に関するパネルディスカッションや事例発表等が行われたものと承知しております。学校における防災教育については、「第3次学校安全の推進に関する計画」これは令和4年3月の閣議決定です、この計画において、南海トラフ地震などの大規模災害の発生や、気象災害の激甚化・頻発化が懸念されていることを踏まえ、事前防災体制の強化や、実践的な防災教育の推進を図ることとしております。当省としては、防災教育を系統的・体系的に整理した教職員向けの指導参考資料の作成等を行っているところであり、引き続き、児童生徒が自らの判断で安全に対処できる力を身に付けられるようにするための防災教育の充実に努めてまいります。

記者
 大臣が選挙において旧統一教会の関係団体から選挙支援を受けたという報道がございました。その事実関係の確認と、それに対して大臣としてどう対応されるか、進退を含めてお答えをお願いします。

大臣)
 選挙の際には、選挙区内各地で様々な集会があり、予め御案内を受けるものに加え、当日に伺うものも多数あり、全ての詳細を把握できているわけではありません。お尋ねの集会の詳細についても、事務所の資料等で確認できておりません。また、今回、報道機関からの御質問を受けて改めて確認いたしましたが、過去の衆議院選挙に際して、当該団体に選挙支援を依頼した事実はなく、事務所にも活動報告があったことも確認できませんでした。いずれにしましても、私自身、旧統一教会との関係を絶っており、引き続き解散命令請求の対応等に取り組んでまいりたいと考えております。

記者)
 事務所の調査について、引き続きやる考えはございますか。全てやり切ったかどうか。

大臣)
 全てやったと思います。

記者)
 今の件で、事務所の調査では分からないということだったと思うのですけれども、今回は写真だったりが明らかに出ているものが報道としてある中で、大臣そのことについてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

大臣)
 写真が出ておりますから、そういうところへ行ってということだろうと思いますが、何しろ御指摘の日がいわゆる実質的に選挙戦に入っている日とでも言うのですかね、公示日の2日前で、あちらこちらバタバタといろいろなところへ伺っていたものですから、正直今回、御指摘があるまでそういうことがあったことすらあまりよく覚えていなかったということでございます。

記者)
 これまで大臣が就任されてから、旧統一教会の解散命令請求をするなど対応に当たってきたと思いますが、御自身のこれまでの対応は旧統一教会側から影響を受けたことはないとお考えでしょうか。その辺り、お考えをお聞かせください。

大臣)
 全くありませんし、今解散命令請求を出しているぐらいですから、客観的にそう御判断をしていただいていいのではないかと思います。

記者)
 さっき聞いていると大臣は公示前で忙しかったので記憶になかなか思い出せないということですけれども、大臣は選挙の際に支援者から推薦したいとか、支援したいという方をお忘れになったりすることはよくあるのかなと思って。そのことをお伺いさせてください。

大臣)
 選挙区の人がこういうような集会、人を集めたから来いと言われて急遽行くことがございます。それで、推薦云々というのもですね、今回のものに関しては正直よく覚えてなかった、つまり、その場で急に言われたことではないかなというふうに思います。
 それで申し訳ないことなのですけれども、一つ一つ確実に全て覚えているということではございません。

記者)
 資料がなかったということなのですけれども、世界平和連合から推薦状をもらったということなのですけれども、世界平和連合に確認するつもりはないでしょうか。

大臣)
 当方から確認するつもりはございません。

記者)
 この報道が出たことによって今後の対応に影響は出ないのかということと、あとこの報道について国民の方が不安に思う部分もあるかと思うのですけれども、今後の旧統一教会会の対応について改めて大臣のお考えをお聞かせください。

大臣)
 この旧統一教会の関係に関しましては、これまでもしっかり対応してきたものと自分では考えております。そして、今後とも全くこの報道の有無に関わらず、粛々と対応していくつもりであるということです。

記者)
 念のための確認ですけれども、御自身、今回の報道が出て進退というか引き続き職務を続けるという考えなのか、そのあたりのお考えをお聞かせください。

大臣)
 職務を全うさせていただきたいと、しっかり対応していきたいと考えています。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室