末松信介文部科学大臣記者会見録(令和4年2月8日)

令和4年2月8日(火曜日)
教育、その他

キーワード

ワクチンの追加接種促進にかかる文部科学省の取組について、新型コロナ変異ウイルス感染拡大と留学生の入国について、大学拠点接種

末松信介文部科学大臣記者会見映像版

令和4年2月8日(火曜日)に行われた、末松信介文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

令和4年2月8日末松信介文部科学大臣記者会見

令和4年2月8日末松信介文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

末松信介文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 冒頭発言、私、1件でございます。
 ワクチンの追加接種促進に係る文部科学省の取組についてでございます。昨日7日(月曜日)、岸田総理から関係閣僚に対し、ワクチンの3回目接種について、2月中のできるだけ早期に1日100万回までペースアップすることを目指し、各省庁の取組を強化するよう指示がございました。私といたしましては、学校での感染が拡大している実態を踏まえまして、教職員のワクチンの積極的な接種促進を働きかけるよう指示がございました。これを受けまして、昨日7日付けで事務連絡を発出し、各教育委員会等に対して、自治体の衛生部局等と連携して教職員の追加接種に取組を依頼したところでございます。各学校が教育活動を継続し、学びを保障していくためには、教職員の感染を防ぐことが極めて重要でございます。各自治体におかれては、2回目接種から6か月を経過した教職員への接種券の早期配布や、接種券が届いていない場合でも接種を実施するなど、積極的に取り組んでいただきたいと考えてございます。また、職域接種に関しましては、これまでも大学等に対し接種の加速化に向けた積極的な取組の実施や、自大学の教職員・学生のみならず、高校以下の教職員を含む近隣の教育関係者や学生等に対してもワクチン接種の機会を提供いただくことを、文部科学省からお願いしてきております。最後、職域での3回目の接種の加速につきましては、政府として今後全力で取り組んでいく課題でございます。大学におかれては、3回目の拠点接種の実施や接種の更なるペースアップに向けまして、教職員の接種機会の提供も含め、引き続き、適切に対応をご検討いただきたいと思います。文部科学省としては、大学等における接種が円滑に進むように、関係省庁との連携の上、要望や相談等に丁寧に対応をいたしてまいりたいと考えてございます。とりあえず、私からは、冒頭、以上でございます。

記者)
 政府の水際対策に関連しまして、外国人留学生の留学についてお伺いいたします。政府は、外国人の新規入国を今月末まで原則停止するとしていますけれども、水際措置の緩和を求める声は、経済界やスポーツ界・文化芸術界のほか、外国人留学生を受け入れる教育機関などからも多く聞かれます。これまでに、公益性や緊急性があると判断して、政府が入国を認めた外国人留学生は何人でしょうか。また、留学生の入国が限定的に留まっている現状や今後に懸念される影響につきまして、大臣としての受け止めや認識、また、危機感というものもありましたらお聞かせください。

大臣)
 外国人の新規入国停止につきましては、今お話がありましたように、当面2月末まで、その骨格を維持をしたいとする一方ですね、「特段の事情」による新規入国については、人道上・国益上の観点から必要な対応を行うこととされておりまして、留学生につきましても、個別の事情を勘案して入国の審査を行っているところでございます。お尋ねの入国が認められた留学生の人数については、人数ありきということではなくて、あくまで個別の事情を勘案して、継続的に審査を行っているため、ある時点での人数を切り出すというお答えは差し控えておきたいと思ってございます。3月以降の水際措置については未定ですが、いずれにしましても、文部科学省としては、多くの留学生が日本への入国を心待ちにしていることを踏まえまして、引き続き、留学生の更なる入国に向けて、関係省庁との調整に全力を尽くしてまいりたいと思います。147,000人の方が、今まだ入国を心待ちにされておられます。交換留学という観点からも、やはり大事な留学生への対応でございますので、このことを、常に文部科学省の職員は頭に置いて行動いたしておりますので、切に願って、関係省庁と調整を行っております。まず、国益上と人道上の問題で、しっかり対応できるところは対応してまいりたいと思います。

記者)
 ワクチン接種の関係で、特に大学拠点接種、職域ですね、その関係で伺いたいんですけれども。現時点で、文部科学省としてお願いしてきているということですが、3回目のですね、職域接種を実施する拠点大学というのが既に決まっているのであればどのくらいあるのかというのを教えていただけないかということとですね、1回目、2回目のときにはですね、文部科学省も窓口になって、厚生労働省のワクチン担当大臣と調整をした上でワクチンの供給が可能になった大学から拠点大学として実施していくというような形だったかと思います。それから、打ち手の確保という点でも、文部省が中心となってそういう調整を行ったと思うんですが、今回の3回目の接種においてもですね、同じような取組をするお考えというのはあるんでしょうか。

大臣)
 すべてが決まっているわけではないと思います、昨日、そういう方針が定まったばっかりでございますので。で、今のお話で、ワクチン接種を希望する方々への3回目の接種を加速することは、政府としても全力で取り組んでいこうということになっておりまして、総理からご指示も出ました。文書も、先ほどの通り、発出をいたしました。そのため、職域接種における3回目の接種に関しましては、先般、厚生労働省から、原則1,000人以上への接種としてきた実施要件を500人以上に引き下げること、当面の間、3回目接種促進のための財政支援を引き上げること等の方針が示されたと聞いてございます。文部科学省としては、3回目の接種の加速に向けて、今回示された方針を踏まえまして、各大学に対して、改めて積極的な取組の実施をお願いをいたしております。各大学におかれては、政府の方針等を踏まえまして、適切にご対応いただきたいと、そのように考えてございます。従いまして、ご質問に対しては、まだ大学等については要請段階でございますので、決定したわけではありません。早急に、急いだ対応をいたしてまいりたいと思います。すいません、要請段階でありましたけれども、1月31日時点で、現在ですね、364大学がございまして、現在の申請ですが、153大学から申請が来てございます、拠点接種大学として。昨日の発出は発出としてですね、これから更にお願いをしなきゃならんということでございます。

記者)
 とりあえず、その153大学から申請が来ている分に関しては、今後、ワクチンの供給体制というのは可能であるとか、打ち手の確保の体制が可能であれば、順次そこは始めていくという理解でよろしいでしょうか。

大臣)
 私は、そのように思ってございます。
 ちょっと、事務方、その辺りのことをですね、説明ができれば。

事務方)
 はい、その通りでございまして。今、確保ができているところから、申請が来ているのが153大学になりますので、今後、また、整い次第、追加の申請があるのかなというふうに思っているところでございます。

(了)

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