平成19年12月21日大臣会見概要

平成19年12月21日
9時41分〜9時49分
文部科学省 記者会見室

大臣)

 今日の閣議は通常の案件のほか、外務大臣から政府開発援助(ODA)白書2007年版について報告がありました。また閣議後の閣僚懇談会で、科学技術政策担当大臣から第8回アジア原子力協力フォーラム大臣級会合の出席について報告がありました。

記者)

 平成18年度子どもの学習費調査の結果が公表され、公立小・中学校の学習塾の経費が過去最高を更新しました。その中でゆとり教育への懸念や不安といったようなものが原因ではないかと言われていますが、その辺に対する大臣の考えをお聞かせ下さい。

大臣)

 調査結果だけをもって、そういうことかなというのを分析するというのは、なかなか難しいというのが、正直な実感ですが、データを見ますと公立小学校で6万2千円、公立中学校で17万6千円と、ご指摘のとおり過去最高ということです。我々は特に公教育、もちろん私学もそうですが、義務教育というのはいつも申し上げていますように、憲法に保障された権利であり、親は教育を受けさせる義務がありますから、そういった意味で公教育の質の向上というのがより望まれますので、しっかりやっていかなければいけないと思っています。

記者)

 前回の閣議のときに、政府の方でUFOは確認されていないという閣議決定をされ、最近論議を呼んでいますが、渡海大臣としてはUFOはあるとお考えでしょうか。

大臣)

 私は理科系ですから、まだ可能性を否定し得ない限りにおいては、あるのかなとも思いますし、逆に言いますと、しっかりと確認をしていないという意味においては、ないのかなと思います。今日も閣議前の頭撮りの席で、石破防衛大臣や鳩山法務大臣、高村外務大臣、町村官房長官とで、この話が話題となりました。二階総務会長は終止符を打つというような話をされたそうです。今我々は予算の作業をやっている中で、少しフレンドリーと言いますか、アットホームな「ゴジラは災害出動かね」というような話題が閣僚の中でも飛び交っていたということを報告させて頂きたいと思います。日頃からどう思っているかという事に関して言うならば、あるのではないかなと。ただ、国立天文台は文部科学省の所管ですから、はっきりと確認したお答えではありませんが、あったら楽しいのではないですか。今までこれで危害が加えられたというわけではないのですから。子どもの頃から、例えば映画の「ET」を観て、宇宙に夢を持つ子どもが育つかもしれませんからね。そういった意味では、これは日本の脅威になるとか、地球の脅威になるということでない限り、この種の話はあって良いと私は思います。

記者)

 アメリカなどでは、色々研究がされているようで、国内でもやってる人もいらっしゃいますが、政府として、そういうのをやるという考えはありますでしょうか。

大臣)

 今のところは余り考えていませんが、何かの機会に天文台の方とかその分野の方とお会いしましたら、「見た事ありますか」とか聞いてみたいと思いますね。閣議前の頭撮りの話の中でも、「所管は文部科学省かな」というふうなことも官房長官が言われていまして、文部科学省でいうとどこが所管ですか。

総務課長)

 国立天文台の所管は研究振興局です。

大臣)

 ただ、ゴジラが出現した場合は自衛隊が災害出動するというのは面白かったというと何ですが、石破防衛大臣と親しいので、横にいて「本当に正しいのか」という話をしていましたね。答えになっていないかもしれませんが。

(了)

(大臣官房総務課広報室)