本文へ
文部科学省
文部科学省
Home > 大臣の部屋 > 大臣会見の概要(遠山敦子文部科学大臣) > 平成14年1月22日大臣会見の概要

平成14年1月22日大臣会見の概要

平成14年1月22日
10時35分〜10時47分
文部科学省記者会見室

一般案件
赤道ギニア国駐箚特命全権大使藤原   定外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使朝日英樹外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(外務省)
   
国会提出案件
衆議院議員北川れん子(社民)提出アフガニスタン難民申請者に関する質問に対する答弁書について(法務省)
衆議院議員北川れん子(社民)提出国際熱核融合実験炉(ITER)(イーター)に関する質問に対する答弁書について(文部科学省・内閣府本府)
参議院議員福島瑞穂(社民)提出米軍厚木基地周辺の航空機騒音軽減に関する質問に対する答弁書について(外務省・防衛庁)
参議院議員福島瑞穂(社民)提出日本国債の格下げに関する質問に対する答弁書について(財務省・金融庁)
   
政令
電気通信役務利用放送法の施行期日を定める政令(決定)(総務省
電気通信役務利用放送法施行令(決定)(同上)
危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令(決定)(総務省)
新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令の一部を改正する政令(決定)(経済産業・農林水産・環境省)
弁理士法の一部の施行期日を定める政令(決定)(経済産業省)
中小企業信用保険法施行令及び新事業創出促進法施行令の一部を改正する政令(決定)(経済産業・財務省)
   
人事
大臣)
   本日の閣議は特に取り上げて御報告することはありません。閣僚懇談会でも特に話題はありませんでした。
記者)
   アフガニスタン復興支援会議が昨日から始まりましたが、小泉総理大臣から日本としての支援や基本方針、これは教育も含めて方針が示されたわけですが、文部科学省がかなり関わることも多いと思いますけれども、今後、具体的にどのように支援されていきたいかのお考えがありましたら。
大臣)
   この会議の経緯につきましては担当者がフォローしているという段階でございまして、全体が終わってから何が一番重要かという優先度もわかりますでしょう。しかし、プロセスを聞いておりますと教育の問題、特に学校教育、女性に対する教育援助の問題、我が省が既に着手しております地雷に関する援助も可能かと思っております。アフガンの支援会議が日本で行われて、特に緒方前国連難民高等弁務官の大変な御活躍と指導力によって何らかの結論が出そうになる、あるいは各国の拠出金が定まりつつあることは大変すばらしいことだと思います。日本が国際貢献をしていく上でこのようなかたちの貢献は最もふさわしいと思うわけでして、その中で当省がお役に立てることであれば喜んでこれまでのいろいろな蓄積したノウハウでありますとか、あるいは人的な支援を含めて行っていきたいと思います。結論をきちんと見た上で、外務省とも連絡取り合いながら効果的に最も望まれるかたちでの支援に協力をしていきたいと思います。
記者)
   一部、報道に出ていますけれども、酒田短期大学の関係ですが、事務局長の解任があり、また留学生が出入国管理法違反の疑いで収容されたという事態になっていますが、改めて大臣の見解、今後の方針がありましたら。
大臣)
   酒田短期大学の一連の出来事は、事実を明確にした上で対応していかなければならないと思っております。部分的な点についてはいろいろ聞いているところでございますけれども、室事務局長の解任につきましては、昨日、短大から、正式な決定ではないけれども解任される見込みとなったので、今後の新体制については今月30日に予定されているヒアリングにおいて他の説明事項と合わせて報告する、という旨の連絡を受けております。短大内部で人事異動がありましても、引き続き然るべき担当者からきちんと一連の出来事の事実関係の確認を進めていきたいと思っています。留学生が不法就労容疑で入国管理局に収容されたという新聞報道につきましては、短大から事実関係を聴取することとしたいと思っております。御存知のように外国人留学生のアルバイトにつきましては、既に平成10年8月に各大学長等に通知を発しておりまして、外国人留学生の資格外活動許可の取り扱いの見直し等についてという通知の中で風俗営業、風俗関連営業が行われる場所でのアルバイトを行わないよう徹底する、ということが明記されておりまして、今回、報道されたようなことが事実であれば大変な問題だと思っております。留学生の資格外活動その他の生活状況を把握し、留学生に対する指導、生活支援、地方入国管理局等との連絡に努めるようにと通知で言っているわけでございますが、このことをさらに周知したいと思います。もちろん、1月30日に行われるヒアリングにおきましても、今回のことも含めてしっかり事実関係を追求していきたいと考えています。
記者)
   奈良県明日香村のキトラ古墳で十二支像の一部と見られる古代の壁画が発見されたという話がありますが、御見解はありますか。
大臣)
   キトラ古墳は日本の宝の1つでございますけれども、また新しい事実が発見されたことで、日本の文化の深さと言いますか、キトラ古墳に秘められたいろいろな古代人の想いを感じることができます。どのように解釈されるかは専門家の研究を待って言うべきことでありますけれども、このような事実が次々に明らかにされていること自体は日本にとって、考古学についての興味が出るだけではなくて、古墳全体の意義が深まるわけでして、大変すばらしいことではないかと思います。非常に古い古墳がきちんと保存され、活用されて、その時代の文化の質が明らかになることは大変興味深いことだと思います。
記者)
   大学で全て外国語で授業する大学がないのは先進国と言えるかと発言されたと思いますが、例えば、設置の審査を緩くして、外国の大学が多く進出して日本の大学とすれば外国語で全て教える大学は簡単にできるものではないかと思いますが。
大臣)
   まだそのような申請もございませんし、仮定の話については何とも言いようがないわけですが、昨日は懇談会の中で申し上げたことで、トルコにおいての経験をもとにして話をしただけでございまして、ただ、本当にそういう特色を持った大学が出てきてもいいのではないかと感想を持っているわけであります。
記者)
   今朝の閣議後会見で、扇国土交通大臣が不審船の引き上げについて海洋科学技術センターの船を使うとお話していたようですけれども、大臣にはお話はありませんか。
大臣)
   まだ正式には聞いておりません。我が省の守備範囲の中には性能のいい船、撮影機能を持っている船を持っております。その辺のことについては改めてお話があった段階で考えたいと思っています。
記者)
   酒田短大の関係ですが、事情聴取をするとまた何か出てくるの繰り返しになっていますが、いたしかたない面はあるかも知れませんが、大学当局で調査をさせ、報告させるという形式では、事情聴取の度に新たに何か出てくるの繰り返しになると思うのですが、自ら調査に乗り出していくという考えはないのでしょうか。
大臣)
   これまで、こういう問題が起きた時の調査のやり方は、まず大学でということでやって参っておりますけれども、事態の進み方によっては何らかの方策を考えなくてはいけないと思いますが、取りあえず30日にヒアリングをしまして、事実関係をさらに明らかにしていきたいと思います。(了)
   

(大臣官房総務課広報室)

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ