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平成13年5月22日大臣会見の概要

平成13年5月22日
9時48分〜9時55分
参議院議員食堂


一般案件
メキシコ合衆国大統領ビセンテ・フォックス・ケサーダ閣下の公式実務訪問賓客待遇について(了解)(外務省)
恩赦について(決定)(内閣官房)

国会提出案件
衆議院議員平岡秀夫(民主)提出憲法第66条第2項の文民規定に関する質問に対する答弁書について(決定)(内閣官房)
衆議院議員佐藤謙一郎(民主)提出ごみ処理広域化計画に関する質問に対する答弁書について(環境省)
参議院議員齋藤勁(民主)提出勝馬投票券発売税の新設に係る総務省の不同意に関する質問に対する答弁書について(総務省)

公布(法律)
都市緑地保全法の一部を改正する法律

政令
平成12年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する政令の一部を改正する政令(決定)(財務省)

人事

大臣)
 

 閣議は特に大きなものはありません。二人の大臣からOECDの会議等に行かれた報告があったことと、今週は外務大臣が出張されることなどの内容でした。

記者)
   山形大学の五年間にも渡る合否判定ミスについて、特に予備校側から数年前に指摘があったにもかかわらず調査していなかったこともありまして、それに対する所見をお願いします。
 また、昨日塩川財務大臣が日本育英会の奨学金について、今貸与制になっていますが、給付制の導入を検討するとか貸与額の引き上げについて言及されていますが、それについてどう思われるでしょうか。
大臣)
   最初に山形大学工学部の入学試験において、合否判定ミスが生じたことで多くの受験生に多大な影響を及ぼしたことは、国民の入試に対する信頼を失墜させることでもあり、大変残念でもあります。このような事態は決して起こってはならないものと考えておりまして、文部科学省としましては、山形大学に対して本件についての対策チームを設置して、本事件の全容の解明に全力を尽くすと共に、誤って不合格とされた受験生に対しましては適切な処置をとるよう指示したところであります。当然、このようなことが二度と起きないように各大学に対してもチェック体制の点検、見直しを行う等、適切な対応を求めていきたいと思っております。
 育英会の奨学金の話は、昨日大変心強いお話を財務大臣から頂きまして、まだその後のフォローをする時間がございませんけれども、そういう方向性が開かれることで検討できれば大変良いかと思います。
記者)
   山形大学の件ですが、各大学にチェック体制を作るという話ですけれども、もう少し具体的にお話して頂けますか。
大臣)
   既に各大学には、入試ミスを起こさないように大学入試要綱あるいは諸会議において注意の喚起を行ってきたところでありますが、今後それぞれの大学で行っているチェック体制を再整備するように各大学に要請していきたいと思っています。それぞれ大学によって、やっている状況なりやり方なり同じものではないと思いますけれども、その方法について再点検をし、それを確実に利用していくことで注意を促したいと思います。
記者)
   誤って不合格にされた受験生に対する具体的な措置は。
大臣)
   既にご存知のように、今年不合格になって、本来は合格していたような人には、希望によりますけれども、入学を認める。過去に遡ってのものも、できるだけ対応して行く方向で行いたいのですが、今実態がどういう状況になってるのかわからないので、かつての受験生で合格していた人たちがどのような状況にあるのかを調べて、またその希望も良く聞いて、それから対応していくということにしたい。その為に対策チームの設置をお願いしたいと思います。
記者)
   山形大学の対策チームはもうできているということですか。
大臣)
   昨日の段階でできています。
記者)
   それは大臣から指示をしてということでしょうか。
大臣)
   向こうも同時だったと思いますけれども、私からも強くお願いしました。この問題は、入試に対する信頼に関わりますし、迅速に且つ的確に行う必要がありますので、まず組織の窓口を明確にしてということでお願いしています。
記者)
   対策チームの構成は。
大学入試室長)
   今、手元にないのですが、学長、副学長や工学部長を中心にです。
記者)
   先週、福井県に行かれた件ですが、「もんじゅ」に対して一定の了解があったというような報道がありましたが。
大臣)
   まだ回答を待っているところです。なかなか地元の方のご意見も厳しいものがありまして。ただ私としては誠心誠意お願い致しましたので、一刻も早く良い結果が出るように望んでいるところです。
記者)
   理化学研究所の調査報告ですけれども、昨日の理研側の説明によると、調査対象を広げて、かなり長引くような気配がしますが、その点については。
大臣)
   詳しい昨日の段階までのことは、まだ聞いておりませんが、理研の調査チームは外部有識者に参画を得て、昨日まで三回の会合を開催し、全力で調査を進め、次回は23日に開催する予定と報告を受けています。おっしゃるように暫く時間がかかると思います。今これは専門家でもある水島政務官が一生懸命やってくださっていますので、ある程度今お任せをして、ある程度のそのまとまりが出来た段階で、私は伺うつもりでございます。(了)

(大臣官房総務課広報室)

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