令和7年2月17日
文部科学省では、このたび令和7年度宇宙航空科学技術推進委託費(以下、「本事業」という。)について、下記のとおり公募を開始しましたのでお知らせします。
応募にあたっては、宇宙航空科学技術推進委託費に関するFAQページもご確認ください。
本事業は、宇宙航空分野における新たな可能性の開拓や裾野拡大を目的としています。
令和7年度は、以下のプログラムに沿った課題を募集します。
なお、本公募は、令和7年度予算の成立を前提とするものであり、予算の成立状況によっては事業内容や事業予算を変更する場合があります。
宇宙専門人材育成
宇宙分野に係る高度な知識・技術や他分野の専門知識を併せ持った研究者・技術者等や、様々な分野の高度な知見を有し、その知見を宇宙分野に応用することで、将来の宇宙分野の裾野拡大や我が国のプレゼンス強化に寄与する人材を年間十数人~数十人程度の規模で育成できる基盤の構築・強化を推進する。
宇宙アーキテクト人材育成
主に科学技術に関心のある大学院生、大学生等の学生を対象に、複雑かつ高度に統合されたシステムの実現が求められる「総合工学」としての宇宙分野において必要とされている、多岐に渡る知識・経験のもと決断・判断を下し、到達ビジョンを持ってプロジェクトを牽引できる「アーキテクト」としての素質を有する人材を、年間数十人程度の規模で育成できる基盤の構築・強化を推進する。
座学等を通じた本質理解に加えて、宇宙機等の設計・開発から打上げ・運用といった実践的なプロジェクト全体を1~2年程度で経験できるような機会を、学内の他学部・他学科、産学官連携部門の参画や、他の研究機関、民間企業、海外機関等との連携によって創出・提供することにより、将来的にJAXAや大学等の研究機関、産業界等において、プロジェクトマネージャやサブシステム担当のリーダーといった役割を担い先端的かつ複雑なプロジェクトを牽引し得る人材の育成を促進する。
宇宙ビジネス人材育成
世界的にも宇宙開発利用の領域が拡大する中、将来の日本の宇宙機器産業及び宇宙ソリューション産業の市場規模拡大を目指し、宇宙ビジネスの事業開発や国際展開を牽引する人材を年間十数人~数十人程度の規模で育成できる基盤の構築・強化を推進する。
一層の成長が見込まれる世界の航空機産業において我が国の国際競争力を強化する観点から、航空機産業を下支えする航空科学技術を担う人材基盤の維持・発展を目指し、実践的な教育等の取組を通じて、基礎力だけでなく応用力を身につけ、成果を社会に還元するまでの視野と実行力を有する次世代の人材を、年間十数人~数十人程度の規模で育成できる基盤を構築・強化する。
多種多様な次世代の航空機等における安全性、信頼性、環境適合性及び経済性の向上や新たな可能性開拓を目指し、実用化を見据えた技術の開発・高度化や異分野連携も活用した革新技術の創出等に取り組む。
原則として、1件あたり、年度ごとに以下の金額の範囲内とします。ただし、各年度における予算の状況等によっては、減額することがございますので、あらかじめご了承ください。
(1) | 宇宙人材育成プログラム | |
宇宙専門人材育成 | 1,300万円 | |
宇宙アーキテクト人材育成 | 2,700万円 | |
宇宙ビジネス人材育成 | 1,800万円 | |
(2) | 航空人材育成プログラム | 1,300万円 |
(3) | 革新的航空科学技術創出プログラム | 1,300万円 |
課題の提案に当たっては、金額の範囲内において、目的が達成できるよう業務の目標や業務計画・方法を設定してください。
原則として、令和9年度末までの3カ年を上限とします。なお、宇宙アーキテクト人材育成については、令和11年度末までの5カ年を上限とします。
原則として、各プログラムについて次の採択件数を予定しています。
(1) | 宇宙人材育成プログラム | 4件程度 |
(宇宙専門人材育2件程度、宇宙アーキテクト人材育成1件程度、宇宙ビジネス人材育成1件程度) | ||
(2) | 航空人材育成プログラム | 1件程度 |
(3) | 革新的航空科学技術創出プログラム | 1件程度 |
なお、上記の採択件数はあくまでも目安であり、これにとらわれず、審査評価会における審査において、総合的な観点から採択課題を決めることとします。
公募開始から事業開始までのスケジュールはおおむね次のようになる予定です。
令和7年
2月17日(月曜日) | 公募開始 |
3月7日(金曜日)15時00分~ | 公募説明会(終了しました) |
4月14日(月曜日)17時00分 | 公募締切(厳守) |
4月~5月 | 第1次審査(書面審査) |
6月上旬 | 第1次審査結果通知、第2次審査対象課題の決定 |
6月下旬(※) | 第2次審査(Web会議形式による面接審査) |
7月下旬~8月下旬 | 採択課題の公表、採択もしくは不採択の通知 |
10月上旬 | 委託契約締結、委託業務開始 |
(※)応募件数等を踏まえ日程を確定
公募説明会は令和7年3月7日(金曜日)15時00分~16時00分に開催済みです。
説明会で使用した資料は以下をご覧ください(政策的背景等を追加しております)。
令和7年度宇宙航空科学技術推進委託費 公募説明会資料 (PDF:1,299KB)
なお、公募締切以降のスケジュールはあくまで予定であり、数週間程度前後する可能性がありますのでご留意ください。
詳しくは以下の公募要領をご覧ください。
様式の作成ならびに提出にあたっては、宇宙航空科学技術推進委託費に関するFAQページもご確認ください。
お問合せの前に、宇宙航空科学技術推進委託費に関するFAQページもご確認ください。