10月24日(土曜日)
教育
10月24日、関大臣は、徳島大学における産業界との連携や、阿南工業高等専門学校における高度情報人材の育成などの取組を視察し、関係者と意見交換を行いました。
徳島大学は、医学・歯学・薬学・理工学など幅広い分野を有する総合大学で、特に「医学」と「光工学」を融合させた先進的な研究に力を入れています。2024年には文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、大学発ベンチャーの支援など、研究成果の社会実装を積極的に推進しています。
視察では、徳島大学が主導して開発に取り組み、病気の進行抑制と延命の両方の効果が認められたALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療薬や、光を活用した新たな診断・治療技術の研究などについて説明を受けました。
関大臣は、徳島大学ならではの強みを生かし、産学連携を通じて研究成果の社会実装を進める取組に強い関心を示すとともに、今後のさらなる研究の発展に期待を寄せました。
続いて訪問した阿南工業高等専門学校では、文部科学省の「大学・高専機能強化支援事業」を活用し、「ものづくり」とAI・情報技術を融合させた高度情報人材の育成に取り組んでいます。
2025年度からは、従来の情報コースに加え、機械・電気・建設・化学の各コースにも情報系の教育プログラムを導入。さらに、2026年9月に竣工した「高度情報教育センター」棟を拠点に、先端設備を活用した実践的な教育や、地域企業と連携した人材育成を推進しています。
視察では、こうした高度情報人材の育成に向けた取組に加え、外部資金を活用した教育環境の充実や、学生が仮想的な社会人として起業・就業を体験する特色ある教育活動などについて説明を受けました。
また、クリーンルームの中に整備された微細レーザー加工実験装置に関して、電気コースの学生からこれを用いて取り組んでいる微細加工の研究内容についての説明を受けました。
さらに、高専ロボットコンテストの四国大会に出場したロボコン部の学生から、ロボットの製作や全国大会出場を目指した活動について話を聞きました。
関大臣は、学びが社会実装と密接に結びついていることに触れ、社会に出て即戦力として活躍できる人材が育成されていることを実感したと述べました。
また、関係者との意見交換では、優秀な人材が卒業後も地域に定着し、活躍できる環境づくりが課題として挙げられました。これについて関大臣は、地域産業との連携を一層深め、学生が地域で学び、活躍できる環境を整えていくことの重要性に言及しました。
【徳島大学視察】
徳島大学 河村学長から大学の取組等説明を受ける様子
和泉教授からALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療薬に関する説明を受ける様子
ポストLEDフォトニクス研究所で安井最高研究責任者から説明を受ける様子
ポストLEDフォトニクス研究所で矢野教授から説明を受ける様子
【阿南高等専門学校】
電気コースの学生との交流
ロボコン部の学生と交流
クリーンルーム視察の様子