十勝岳の火山活動の高まりを受け、臨時の火山調査委員会を開催し松本大臣が出席

9月16日(水曜日)
科学技術・学術

  9月16日、北海道の十勝岳の火山活動の高まりを受け、火山調査研究推進本部は火山調査委員会を初めて臨時開催しました。
  十勝岳では火山活動が活発化しており、気象庁は9月12日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2(火口周辺規制)からレベル3(入山規制)へ引き上げています。こうした状況を踏まえ、十勝岳の火山活動について科学的な評価を行うため、火山本部設置以来初となる臨時の火山調査委員会が開催されました。

  松本大臣は、会議の冒頭、十勝岳の火山活動は調査研究上、重要な事象であると臨時開催の趣旨を述べたうえで、現時点で取得されているデータに基づき最善の科学的評価を行うとともに、国民に分かりやすく情報発信するよう委員に求めました。

【火山調査委員会の審議結果のポイント(9月16日)】
・十勝岳では、8月に入り、山体付近を震源とする、これまでよりもやや規模の大きな火山性地震がみられるなどの、火山活動の高まりが認められる。
・過去の活動を踏まえると、今後、火山性地震がさらに増加した場合には、マグマ噴火が発生する可能性がある。
・その場合、火山噴出物の降下に加え、状況によっては火砕流や溶岩流が発生するおそれがある。

  こうした評価をふまえ、十勝岳の地域の皆様に対し、最新の火山情報を確認いただき、地元自治体の指示に従って十分に注意いただくよう呼びかけを行っています。

  文部科学省としては、関係機関との密な連携のもと、我が国の火山調査研究を推進し、その成果をもとに火山活動の科学的な評価を行うとともに、国民の皆様に寄り添った分かりやすい発信を進めていきます。