中村副大臣が第8回ASEAN+3教育大臣会合及び第8回EAS(東アジアサミット)教育大臣会合に出席・シンガポール教育大臣及びタイ教育大臣と会談を実施

7月23日(木曜日)
教育、科学技術・学術、国際

  中村副大臣は、7月23日にシンガポールで開催された、第8回ASEAN+3教育大臣会合及び第8回EAS教育大臣会合にするため、シンガポールを訪れました。
  会合において、中村副大臣からは、我が国が考える人材育成の方向性として、本年4月にとりまとめた「人材育成システム改革ビジョン」について説明を行うとともに、ASEAN及びEAS各国への我が国の取組と協力について説明を行いました。
  また、我が国が掲げる「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化を説明するとともに、あらゆる分野で各国と必要な支援・協力を行っていく方針、「心と心」の繋がる「信頼のパートナー」としての関係を築き上げてきた日本とASEAN、が共に未来を創っていく旨、述べられました。
  会合前夜には、シンガポール教育省から贈られた伝統衣装を着用して公式ディナーに参加しました。子どもたちによるダンスパフォーマンスや楽器演奏が行われ、子どもたちと一緒に伝統楽器を演奏する場面もありました。

  本会合への出席に際し、デズモンド・リー シンガポール教育大臣とプラスート・チャンタラルウォントーン タイ教育大臣とそれぞれ会談を行いました。

  デズモンド・リー シンガポール教育大臣との会談では、ASEAN教育大臣関連会合を主催したリー大臣のリーダーシップに敬意を表するとともに、日本とシンガポールが知識や技能だけでなく、人間性や他者への思いやりを育む「全人教育」を従来から重視してきたことや、両国の国立教育政策研究所間において調査協力が進んでいること等について共有し、理解を深めました。また、AI 時代においても、人間性に根差した判断力、協働する力、共感する力を育む全人教育は重要な要素であり続けるとの認識で一致し、2030年に最終年を迎えるSDGs以降の国際的な教育議論において、両国がそれぞれの知見や経験を共有しながら協力を推進していくことで合意しました。これらの協力の方向性については、「日・シンガポール教育分野における二国間会談共同サマリー」として取りまとめました。

(提供;シンガポール教育省)

  プラスート・チャンタラルウォントーン タイ教育大臣との会談では、中村副大臣から、タイにおいて日本の「特別活動(特活)」への関心が高まっていることを歓迎するとともに、特活が、学級会や学校行事などを通じて児童生徒の主体性や協調性、他者への思いやりを育む教育活動であることを紹介しました。また、知識や技能だけでなく、人間性や他者への思いやりを育む「全人教育」が日本の教育の基本理念であることについて説明しました。プラスート大臣からは、特活に加え、高専、学校給食の分野においても、日本との連携を一層拡大したいとの期待が述べられました。本会合を通じ、今後、両国間の教育分野における協力を一層推進していくことで一致しました。

  今回の滞在中、シンガポール日本人学校(クレメンティ校)やACS (Independent) も訪問しました。

  シンガポール日本人学校では、熱心に授業を見学するとともに、シンガポール日本人学校3校の校長らと学校運営に関する意見交換を行いました。また、一輪車を贈答しました。

  ACS (Independent) では、シンガポールにおけるエリート教育と国際バカロレア(IB)教育の代表的なモデル校として、実際にディプロマ・プログラムの授業を見学し、校長・教員や国際バカロレア機構の幹部らと意見交換を行いました。